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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
4章再会と激突奴隷商会。新たなる敵に魔物登場!!
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第37話 接敵

 楽しんでいってください。


 俺たちは、臨戦態勢を整え、恐る恐る向かった。


「何もしねぇよ。そんなに構えてよ」


 俺たちは、思っていたのと違う結果で驚いた。そいつはどこからどう見ても人間だった。

 

「なんだその驚き顔。魔王軍幹部でも思ったのか?」


「あぁ。あんたは何者なんだ?」

「ただの人間だよ」


 そう言う割には、魔物たちが怯えて逃げるぐらいの殺気を先ほどまで放っていた男だ。

 そう易々とただの人間だなんて信じるわけにもいかない。

 俺の中ではその考えで纏まった。

 

「ただの人間が魔物が怯える殺気出せるかよ!!正体表せ」


「しつこい。ただの人間だって言ってるだろうが!!」


 その瞬間双剣に手を掛け、襲いかかってきた。それを剣でガードする。

 こいつ躊躇なくいつもいつも、訓練用の剣とか関係なくその双剣で攻撃してるみたいに、攻撃仕掛けてきた。


「お前殺し屋か?」


 気配を消した。その消し方は間違いなく俺と同じ、気配の消し方だった。

 俺も同じく、気配を消し剣を持ち変え、踏み込んだ。

 後から聞いた話だと、剣と剣がぶつかり合う音だけがその場に響いていたという。

 こいつを捕える。暗殺ギルドにはもれなく賞金が付く。この村では無理だろうな。王都も俺たちは今は入れない。ヴィストラに転移させるか。

 一閃を発動させ、剣がぶつかり合う。相手は双剣使いで暗殺ギルドの1人。俺より格上だが、そんなの関係ない。

 ここで捕まえる。

 乱舞攻撃が厄介だ。今までにない戦い方で、慣れるのに一苦労だ。

 一旦距離を取ってから、態勢を立て直し攻撃に転じたいのだが、全然それが出来そうにない。

 この狭い空間でここまで、離れられないと、スタミナが無くなって、殺される。

 なんとしてでも距離を取りたい俺は、剣を構えソード・インパクトを発動させた。

 そして見事に相手は吹き飛び、壁にぶち当たった。


「痛いな!お前本当に闇商会か?うん、待て。やっちまった。間違えた」


「はぁ!?何言ってんのお前?まず闇商会なんだよ?」


 彼は、足早に立ち去るか、顔を見られたんだし殺すかの2択に迫られていた。先ほどまで戦ってたこいつは、闇商会に雇われた傭兵だと思って戦ってた。

 こいつは直感していた。このままやるとやられるのは俺だと。

 もう俺は、訓練用の武器とはいえ先ほどの攻撃で、勝てる見込みがないと判断した。

 早急に立て直して、再度殺る方が手っ取り早いと感じて全身全霊の神速で逃げたのであった。


「あ、おい!」


「追わないの。あれは追いつかないわ」


 ロードは、地面を蹴った。


「そんなことよりこれは、村に伝えておいた方が良さそうね」


「戻りましょうか?」


 こうして俺たちは、村に帰還したのであった。

 その頃一方先ほどまで戦っていた男は、指定された離場所まで逃げて来ていた。

 

(こちら???です)


(どうした?終わったか?)


(大変申し訳難いのですが、失敗しました。そして冒険者と接敵、そうして敗走しました)


(お前何言ってるのかわかっているのか?失敗しただと。もういい今すぐ帰ってこい)


(はい)


 その瞬間だった。やつは、亡くなったのであった...



 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 暗殺ギルドは、これから度々出てくる組織の1つです。

 奴隷商会と暗殺ギルドは、関係性は最悪です。

 なので、暗殺ギルドは依頼されたら奴隷商会ともぶつかり合う中です。

 「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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