第36話 依頼と殺気
楽しんでいってください。
俺たちが村に着いたのはそれから2日後のことだった。その間俺たちは、必要最低限しか戦わずここまできた。
その理由は、あのポーションの影響で流石に疲労が溜まっていた。
そうして俺たちの、レベル36が2人とレベル41が1人になっていた。
俺もカレンもレンも歳平均に比べてレベルは高い。
「村着いたな。まずは宿やな」
「そうね。その後ギルドに買取出しましょ」
そうして俺たちは、宿を取ってギルドの方に向かった。
中は、騒がしく何かあったのかとヒヤっとしたが、ただ昼間から隣接された酒場で楽しく、冒険者や村人が飲んでいた。
それを横目に通りつつ、俺たちは受付嬢に買取をお願いした。
まぁ、アイテムを出した瞬間予想通り大騒ぎですぐさまギルド長と話し合いが設けられた。
「早速だが、このオーガの素材は本当にあなた方が倒したのでしょうか?」
「はい。魔物を呼び寄せるポーションを使って呼びました」
「それは、王都で買われたのですか?」
「いや違います。ここにくる途中脱輪した馬車を助けた際頂きました」
「そうですか、ここ最近オーガの出現報告などは出てなかったので驚きました。2人もA級冒険者として登録させていただきます。魔法会のトップ様に火魔法代表ですので実力もあると考えてのことです」
2人は、すぐさまお礼を言っていた。
「A級冒険者として皆様に依頼したいクエストがあります。ここ最近魔物の活性化が確認されています。それの調査と討伐を依頼したいのですが?」
「お受けします。その他のクエストもやりたいのですけど大丈夫ですか?」
「もちろんです。むしろありがたいです」
そう言って俺たちは、他のクエストも並行で受けることにしたのであった。
流石に今日は、休みたい節もあり明日からやることに決めた。俺たちは、今日はゆっくりとしたのであった。
翌朝俺たちは、早速クエストをやろうと門の外まで来ていた。
まずは頼まれていたクエストを終わらせるべく、村はずれにある森に来ていた。
気配感知で辺りを探るカレン。俺とレンはいつでも戦える様に準備していた。
それが全く見当たらないとのことだ。範囲を広げてみたものの引っ掛からなかった。
俺は、1つの仮説を立てた。それは、あのポーションの効果で、ここ近辺の魔物は全て駆り出されたのではと考えた。
オーガは、ここ近辺では見ないということだ。あれは、全く違う場所から送り込まれな可能性を考えた。
このことをカレンに伝えるが多分違うだろうと言われた。
そうして俺たちは、もう少し奥まで探索することにし、そこから少し行った先に小さな洞窟を見つけた。
その時気配感知をしていたカレンが驚きの表情でこちらに向いてきた。
「どうした?」
「ここに魔物達が集中している」
俺たちは、武器を構え光を灯した。
相当数の魔物が入り口近辺に存在していて、すぐさまバトルが始まった。
そうして俺たちは、ドンドン倒していくが、中にはA級魔物も入っており、だいぶ狭い洞窟ではしんどい戦いを強いられる状況。
そんな中、魔物達が奥の方からな声でピタリと止まる。
「やっと来たか!!」
その一言で魔物達は皆萎縮し消えていった。
そうして、俺たちは、ありえないぐらいの殺気の声に武器を構え直したのであった。
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