第32話 激突奴隷商会
楽しんでいってください
「私は、ある情報を得てこの村にやってきた。そしたらそれはまるっきりの嘘で嵌められ捕まった」
やはりか、証言が一致した。目覚める前、レンに村に入ってもらい、確認してきた。
村人たちは必死に探しているようで、余り今来て欲しくなかっただの結構言われて退散した。
そして村には、奴隷商会がありもちろんギルドも加担しているそうだった。
この村はあの村のことを知らないのか、知っててやってるのかわからないが、一つ言えることがある。これは本気で悪意があってやってるということだ。
完全にエリナを貶める為の罠なのは、見て取れていたいうことだった。
そして村を動かしている中心人物は女性であること。その女性は、奴隷商会の紋章を背中側の服に書いて着ていた。
それは、奴隷商会でもある程度の存在の印でもある。
「それは厄介だね。王都にもそんな服を着ていた人を捕えたけど、確かに強かったのを覚えている」
ずっと沈んでいたエリナの表情が驚きに替わり「え、カレンは倒したことがあるの!?」
「えぇ。まぁその時は母親も居たけどね」
希望が見えてきたのか明らかに嬉しそうにしていた。俺はいつでも出撃体勢を整えていった。
エリナも先ほどの話を聞いてたか、ご飯を食べ始めていた。決戦をするなら本当は今の方がいい。
余り昼間にやると他の冒険者たちが来た時、その光景を見てなんというか。
「カレンまだ連絡来ないのか?」
「少し待ってて。催促してみる」
(お母さん聞こえる?おーい)
(どうしたの?忙しいんだけど)
(どうなった?そろそろ突入するけど)
(ダメよ。今その準備のせいで魔法会は大変なんだから。大人しく待ってて)
まだ無理みたいとは伝えたが、ここがいつバレるかもわからない状況で待機するのは、得策ではないとロードには伝えた。
この時間が長く感じていく。だが今日は、結局攻める事はなかった。許可が降りたのは、次の日の朝方だった。
そしてまたカレンと母親の喧嘩の要因が増えたのであった...
「みんな準備はいいかしら?」
全員がサインを出し森から姿を現していく。近づくにつれて村の方が騒がしくなっていくのが、外からでも分かる。
「止まれ!!これ以上動かな」
足を止めることなく動いていく。そして紙を取り出しそれを、2人組の監視員に見せた。
そしたら即座に襲いかかってきたのをカレンが瞬時に気絶させていた。
紙を見せながら、蹴りで木の扉を蹴飛ばし、門をこじ開けた。
すぐさま何人もの村人が襲いかかってきたのを払い除けてた。そしてどんどんと村の中心地に、近づいていく。
そして村の真ん中に位置する噴水の前に、女性が立っていた。
その女性は、カレン見た瞬間一気にプレッシャーが上がるのを感じ、俺たちは身構えた態勢で会うことに。
「潰す!!今度こそ魔法会潰しやてる」
「勝手にほざいてな」
そうして完全に自分たちの世界に入っていった2人を、横で見ていた俺たちは、取り巻き倒すかなんて軽い気持ちで考えていた時。
エリナに向かって、風魔法パワーウィンドウが飛んできたのだ。
それを瞬時に止めに入った俺は、女性の後ろから現れた長身仮面男と戦うことが決まった。
「レンしっかり守れよ!!まだ病み上がりなんだから」
「任せな!!」
そうしてロード御一行vs奴隷商会の戦いが始まったのです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
4章始まって早々奴隷商会とぶつかります。
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