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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
4章再会と激突奴隷商会。新たなる敵に魔物登場!!
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第31話 久しぶりの再会

4章開幕です!!


 王都を出発して数日が経った。

 西門に来た瞬間から違う魔物が出る訳ではなく、淡々と魔物を狩っていた。


「少しでもお金稼いでおかないと大変だから頑張りましょう!」


「そこまで稼ぐ必要あるのか?」


「西門出発に私何も出来なかったから言い忘れていたけど、西門後半には、大きな砂漠があるのよ。その為に必要な物を買い揃えるためのお金が必要なの」


「それなら心配要らないぞ!俺たちそのこと教えてもらっていつもより大量の水と食料と装備買っておいたぞ」


 それを聞いたカレンは、驚いた表情で立ち止まった。すぐ我に返って聞き返してきた。


「ボックスの中身リスト見せて?」


 その要望に応えてリストを見せた。


 1.食料

 2.水

 3.防寒着

 4.スカーフ

 5.方位磁石

 6.地図

 7.ポーション


「誰に教えてもらったの?」


「あなたの父親とレンの教え子達」


 それなら安心と思ったのか森の中を進んでいく。俺たちは、少しでも早く強くなりたいと焦っている。

 ミヤに負けて魔王に負けて俺たちは、今大事なのはもっと強くなることを優先に考えていた。


「そういえばそろそろ村に着くじゃないかな?」とレンが話掛けてきた。


「そうね。今日はそこに泊まって数日滞在しようと思うわ」


 少しでもギルドクエストをクリアしておきたいのである。俺たちにとって足枷になっているのは、どう考えても王都に帰れないことだ。

 普通攻略しながら王都に戻ってを繰り返す。その理由は、そっちの方が安全に旅を出来るから。

 それが出来ない今、出来る限りの準備もしておくのが良いことなのだ。


 森を抜け村が見えてきた瞬間だった。俺はある光景を見た瞬間、神速で飛び出し気配を消していた。

 他の仲間たちは、何にがなんだかわからず呆然としていた。

 外からも見える長い棒そこには、エリナが拘束されていたのだ。そして下から迫り来る火の手。

 村に強引に入り、ハイ・ジャンプでエリナの元まで飛んでいき、縄を斬ってエリナを抱き抱え俺は、仲間たちの元に戻った。

 

「おい!大丈夫か!?」


「今カレンが処置してくれるからな」


 すぐさま回復を発動させエリナが起きるのを待った。その間俺たちは森の方へ引き返し、遠くから様子を伺っていた。


「どういうことなの?なんでエリナがあんな形でいたの?」


「わからん」


「エリナってこの前お母さんとの会話に出てきた人か?」


「そうよ。この子とは奴隷商会を潰した時に出会ったのよ。まぁ勘違いされてロードは斬りかかれていたけどね」


 ロードは、これからどうするか母親に相談するように促してきた。


 仕方なく(お母さん聞こえる?少し相談したいことがある)


(どうしたのよ?)


(この前話した、エリナが村で処刑されかけてた)


(それは、本当なの?)


(うん。間一髪でロードが助けた。場合によるけど、魔法会権限で潰していいよね)


(ちょっと待って。それだけは待って。違法的なことをやってた場合に立ち入ることは出来るけどそれはダメ。王都の軍を動かすから待ってて。何もしないでよね)


 そう言ってテレパシーは切れた。そのことをロードやレンに伝えると、糞って言いながら木にやり場のない気持ちをぶつけていた。

 その夜エリナが目を覚ましたのだ。


「ここは、どこ?」


「エリナ気がついたか?良かった」


「ロード?」


「あぁ。だいぶ傷ついていたみたいだしまだ安静にしてろ」


「そんなことも言ってられないの。行かなきゃいけないの。助けを求めてるのに」


 すぐさま立ち上がり行こうとしたが、傷は治っても体はボロボロに近い状態すぐに倒れ込んだ。

 どんなに回復魔法をかけて傷や痛みが治ったとしても、多少なりとも自然治癒が必要なる。

 

「エリナ最近寝てないだろ?ハイ・ヒールエデンをかけてまだボロボロな状態は、相当な無理をしただろ」


「無理な時は、頼れ。そして体を休めてから話を聞かせてほしい」


 俺たちは、話を聞く前から知っていた。これはエリナを呼び寄せる為の罠だということに...

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 4章始まりました。また気持ちを新たに頑張りますので応援のほどよろしくお願いします。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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