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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
3章 新たなる出会いと王都と魔法学園
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第28話 カレンvs名称無し

楽しんでいってください


 反応があったのは王都を少し出た先にある森の中。ここの魔物ならリンなら普通に倒せるはずだが?ここにはC級魔物も多く存在しているし、B級魔物も倒せる範囲内のやつは多い。

 だが、気がかりなこともある。最近A級魔物が王都周辺に現れ出しているということである。それならリンは戦わずに転移で逃げればいいだけの話だ。

 それすら出来ない速さで攻撃されたとか?そんなことが頭の中でぐるぐると回っている。考えている間に反応があった地点の近くに到着し、低空飛行でゆっくりと下に降りていき着地した。

 気配を消し気配感知で辺りを探る。その周辺には、大きな気配を感じ取ることが出来た。そのすぐそばでとても小さくなっている気配を感じ取った。

 私は聖女の願いを発動し、加速で詰めていく。そして大きな気配にミヤにやったと同じように正拳を発動した。

 そいつは吹っ飛ぶことはなかった。なぜなら魔術障壁で物理技を完璧に押さえ込まれたのであった。

 

「マジか...」


 微かな声で聞こえる。「はなれて」


 私は次の瞬間鼻の真横に生えってあった角で刺されたのであった。そして私は揺さぶれ、投げ飛ばされた。

 なんとか回復で出血と痛みを抑えたもののさきほどの攻撃で、心がポッキリと逝きかけた。

 とりあえず最優先事項は、リンをこの場から少しでも遠くに離したい。そこで回復を済ませてあげたい。

 でも下手に動かして、亡くなる危険性もある。私は直感で、リンの元に行きハイ・ヒールを発動そしてバリアを張った。

 そしてこいつなんの魔物かもわからない。

 あいつから、目を一切離さず私は攻撃のチャンスを窺っていた。図鑑でも見たことがない。

 S級魔物も図鑑で載っているぐらいなのに、それにも載ってない魔物なんてなんでこんなところに...

 

「ライトニング」


 放つものの、それをまで魔術障壁で押さえ込んでいた。嘘...まさかの両方を持ち。

 攻撃力上昇(パワーアップ)からのハリケーンを直撃させた。

 相変わらずやつは、耐えている。なんなら少しずつだがこちらに歩いて来ている。そしてついには打ち破ったのだ。

 

 私自身の分身を作る。ライトニング部隊と正拳部隊に分かれる。全員が素早く自動的に動いていく。

 私は、太い通常より太い糸を生成し、4足歩行の名称無しに巻きつける。簡単に破壊出来ないように、何回も巻こうと準備していたら、その意見に乗ったのか、分身13体が太いロープや糸を発射させた。

 

 その場に動けなくなった名称無しに対して、私ら全員攻撃力上昇(パワーアップ)からの同じ場所に対して攻撃を放った。

 私自身少し遅れて正拳発動。

 すぐさま次の一手を放とうと加速で離脱。その瞬間であった。そいつの鳴き声によって私の分身は消滅した。

 凄まじい速さで私を追って来て、衝突しようとしてくるのを、それを全身全霊をかけて止めに入る。

 あ、思いついた。


「いでよ。魔神イフリート」


 その中にイフリートも入れた状態で、バリアを名称無しの周りに球体として発生させる。


「イフリート!!インフェルノ」

 

 中では名称無しがもがいていた。そりゃそうだ。あの至近距離でインフェルノ。魔獣障壁が割れないわけがない。

 私は、バリアを解除しその瞬間殴り飛ばした。

 流石の耐久性をお持ちのようだ。さっきまでインフェルノの状況でもがいていたとは、思えないスピードでの回復。そして殴り飛ばしてもすぐに受け身体勢を取れる柔軟性。

 今まで戦った中で2番目に強いやつだ。

 警戒してか先程見たく突っ込んでこなくなった。こいつの攻撃でやばかったのがあの角だ。

 そしてまだ2回しか攻撃をしてこない。その理由はなぜだ?もう攻撃手段がないのか?

 それともこいつは耐久タイプの魔物なのか?

 理由はどうであれ、ここで倒し切らないと王都に悪影響を及ぼすのは目に見えている。

 考え過ぎて反応が一瞬逸らしてしまった瞬間だった、私の懐に入り込み、目に見えるほどの体内の魔力量が上がっている。

 そいつは爆発したのだ。

 ドカーンと大きな爆発音が夜中の王都を目を覚まさせる。


 私は、間一髪大事には至らなかったが、だが血だらけだ。もうそれからはそのことしか、考えていなかった。

 何があっても潰す。

 私は、完全のファイターとなったのであった。そこで記憶が途切れた。

 気がついたら、ホテルのベッドで寝ていた。体の傷は治ってはいたが、多分相当暴れたのだろう。拳には血の匂いが漂っていた。


 部屋が開きロード達が入って来た。「目覚したのか!!大丈夫か?」

 

「ええ、それより聞きたいことがあるだけど?」


「だろうな。あの後大変だったぞ。俺たちが見つけた時にはもう魔物をタコ殴りにしてた」


「俺たちは必死に止めに入った。もう死んでるのにずっと思いっきり殴ってたからな」


「結局あの魔物なんだったの?」


「あの魔物正体は、B級魔物キメラの特殊化個体だ。今それを何級にするか揉めてたよ。今はとりあえず休め。リーダー命令だ」


 そうしてロード達は、部屋を後にして私はまた眠りについたのであった。


最後まで読んで頂きありがとうございます。

少しセリフ箇所変えました

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!


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