第291話 猛攻激闘
楽しんでいってください。
反撃開始の狼煙を上げたはいいものの、この雨ではレンの強みは活かせない。
「ウォーターランス」
「危ない!!」
その声がなければ、俺は何度か貫かれていたのは間違いない。
結界……カレンか。
豪雨だった雨がいつしか攻撃に変わっていた。それはカレンの結界によって凌がれていたいたが、カレンの魔力を大幅に削いでいるかのうにも思えたのだ。
「あの雨を晴らすから待っててくれ!」
そう聞こえたのは、俺が空中から降りて結界内に入った時の頃だった。
「レン、それは出来ない。あなたの技では結界を貫いてしまう恐れがある」
カレンの顔はマジ顔である。それを見てかレンは取り下げていた。でも、ずっと閉じこまっていては勝てない。
それがみんな分かっているが、この現状を終わらせる算段など持ち合わせてなかったのだ。
「ずっと結界内に隠れているつもり?」
「そんなわけないでしょうが!! 双剣・風」
結界内からライカは、飛び出て行った。それを全てわかりきってるかのように、雨を止ませ横からイフリートがライカを殴り飛ばすのだった。
それは時が止まったかのように見えていた。
「ライカ!?」
正直言って、今起きたことを理解するのに時間は掛からなかったはずなのに動き出すのが全員一歩遅れたのだ。
「結界の外に火が! これでたら火傷で済むかわからないぐらいだぞ」
その遅れた一歩が選択肢をまた1つ壊す音が鳴り響いたのだ。
「いいか、一斉に飛び出す。それもアンには読まれていると思って行動するんだ」
俺は、みんなに指示を出しつつ感知で位置情報を把握する。
「ちょっと待ってくれ!」
その声を上げたのはレンである。レンの魔力が槍に集中しているよが感じ取った。
「俺がイフリートを出してアンを攻撃する。それを防がれるまえにあのイフリートを倒してくれないか?」
「それなら俺の気配消しでやれる。ライカをすぐに回収するからカレンは、回復をお願いする」
そうと決まった瞬間、大きな魔力が感知能力を一気にアホにする。その一瞬の隙を突いて、俺とマークの一撃がイフリートを襲ったのだ。
(回収頼むぞ!!)
(了)
その頃、槍を持ったイフリートがアンを襲いかかったのである。
「ヨシ!」
思わず声が出る。その一方で、アンは悲痛な叫び声をあげていた。槍で貫かれつつ、自身の結界が壁となり圧迫されそうな勢いである。
俺は心の中で「敗北宣言」してくれとそう願ってしまうほどだ。
それは虚しく散りとかしたのは言うまでない。
「化け物すぎるだろ」
次の瞬間、イフリートは波に負けたのだ。
「あれってウンディーネ」
カレンがそう呟いたのが聞こえた。ウンディーネは、少女の形をした水出てきた魔力の塊だ。
「神速式・疾風迅雷!!」
ウンディーネを斬れたのは良かった。ただ、それではダメだったのだ。
「ライトニング」
「魔拳!!」
2人の衝撃に耐えられず、俺は大きく後ろに吹き飛ばされたのだった。
「おい大丈夫か?」
マークが俺をキャッチしたみたいだ。
「まさかこんなに強くなってるなんて思わなかった。だからこそ倒し甲斐があるってもんよね。もうお母さんは、私たちには勝てない」
カレンは、少し笑ったかのように思えたのだった。
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