表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
3章 新たなる出会いと王都と魔法学園
33/352

第26話 修行と悩みごと

楽しんでいってください

 

「え、嫌だよ」


 断られると思ってはいなくて、少し動揺した。


「なんで?」

「朝からお風呂入ってんのにわざわざ行きたくはないだろ?」

「そっか残念。だったらさ修行付き合ってよ師匠」 

 彼は少し考え込み思い出したかのか「ヴィストラでの約束のこと?それならいいよ」


 カイトには少し待ってもらい、お風呂から出て草原まで出てきた。その際、審判役として、カイトの仲間である魔法使いのリナに偶然会ってついて来てもらっていた。


「ルールは、訓練用の剣で気絶するか危険と思ったら止めるまでで技アリで良い?」

 2人とも「あぁ」

「よーいスタート」


 2人はすぐさま、剣を構え構えロードはその場で立ち止まって居合いの構えをとった。

 カイトは、神速で攻めていく。それを弾き返そうと構えているがやはりレベル差のある勇者だ。

 それを逆手に取られたロードは手も足も出ず吹き飛ばされた。それを受け身ですぐに、体勢を整え気配を消して影渡りでカイトに攻撃をした。

 カイトは、最初何が起こったのかわからずあたりを見渡した。そして瞬時に理解したのか気配感知を発動した。

 だがやはりわからなかったのか、すぐに立ち上がり、神速でその場を離れた。

 それをロードは、あまり関係ないよなんて思いながら先回りからの攻撃でカイトを翻弄していく。

 カイトも段々慣れて来たのか居合いでの立ち回りが増えてきた。それをどうにか突破しようと画策していたが、気配消しが雑になった瞬間思いっきり一閃を発動されはい倒れ込んだ。


「痛った!」

「気配消しそれ暗殺者の方だよな?」

「そうだよ。昔な村に来てた少女に教えてもらっただよ。その時は暗殺者のメンツなんて知らなかったけどな」


 ロードはすぐさま立ち上がり、剣を構え直し一閃を発動した。それはお互いに発動した為途中でぶつかり合い押し合いになった。

 ロードは聖女の願いなしではカイトには敵わない。その為なんとか全身で踏ん張ってはいるがどんどん後ろに下がっていく。

 そして俺は踏ん張りきれずにその勝負には負けた。そしてそのまま倒れ込んだ。

 なんとかその場から離れたがすぐさま猛攻撃が始まっていく。それを躱していくので精一杯だ。

 攻撃のスキが全くない。もう先ほどの攻撃が、致命傷レベルだ。もう諦めかけたその時だった。カイトの一言が俺に火をつけた。


「そんなものだったか?あの時のロードはどこにいった?」


 聖女の願いを発動させ、その状況を打破し攻撃に転じた。ダメージの影響で長くは意識が保てない。

 なんとかそれまでに決定打を与えたい。そう考えていると、カイトも普段の実力を出したのか攻守共にキレがましたのだ。

 それでもロードはしがみついてた。2人とも良い動きにしていた。そして最後お互いに今日1番の技。カイトは、ソード・インパクト。ロードは一閃を発動し勝負結果はカイトの勝ちで終わった。

 結果1時間ちょっとで決着が着いた。その俺たちはお互いに健闘を讃えた。


「え、私にお礼ぐらいしなさいよ!!え、無視?無視?ちょっとカイトも無視してんじゃないわよ」


 後から王都で人気なデザートを5杯奢らされたカイトとロードなのであった。


「そういえばいつまで王都いるの?」

「カレンの母親の許しが出るまでかな?そっちは?」

「俺たちは2日後北門に戻る。そういえば仲間たちとは王都に来てからコミニケーションとってるか?」

「夜に少しと朝に少しだな。最近あいつらとあんまり会った気がしないんだよな」


 そうしてカイトとは別れ、街の時計を見た。まだ昼過ぎだ辺りか

 もうやることないな。

 仕方なくまたギルドでクエストを受注し終わらして帰って来たのは夕方だ。

 銭湯で汗を流してると今1番聞きたくなかったことを聞いてしまったを壁越しに聞いてしまった。


「今日も疲れたー」

「でもレンさんが来てから学校楽しくなったよね」

「そうですわね。落ちこぼれって言われたのに少しずつ変わって来てるわよって言われました」

「レンさんにこれからもずっと教えてもらいたいな」


 レン上手くやれてるのか...でも今聞きたくなったな。


「よう!カレン」

「なんのようかしら?偽勇者さん」

「偽勇者ではない。最近ちゃんとロード話してるか?」

「王都に来てからだいぶ減ったわね」

「仲間なんだからちゃんとコミニケーション取れよ。寂しがってたで」


 そう言うとカイトは理事長室から出て行った。そうだよね、ちゃんとコミニケーション取らないとなと考えさせられたのであった。




最後まで読んで頂きありがとうございます。

ロードとカイトの修行やロードの悩みごとについて書きました

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ