第286話 レベル上げとお休み
楽しんでいってください。
28章最終回です。
その後2ヶ月の間、合流した龍兵団とともに暴れまくっている。
度々、魔王の魔法が襲うことがあるだけで、特に大したものではなかった。
「今レベルどれぐらいなんだよ?」
団長のライゲルは、祝杯の美酒を飲みながら聞いてきた。
「俺は97、カレン92、レン90、マーク91、ライカ90だよ」
それを聞いてライゲルは、納得の表情をしていた。
それを聞いていた、イクンとバキンはとある提案をしてきたのだ。
「これから1週間、ロードさん以外のメンツで攻撃したら良くないですか?」
他のみんなのレベル上げ最優先か、それは考えていたことだが仲間たちは、基本的そんなのをしなくても勝手にレベルを上げて帰ってくると、考えている。
「まぁ、それもいいけど勝手にレベルは上がるかな」
煮え切らない返事に、イクンとバキンの表情は堅かった。
それどころかイクンとバキンの考えは、すぐに改まる結果となったのだ。
4人は、ここ最近休みも取らず戦い続けている。
その結果、このレベルはすぐに改訂されるものとなった。
「それほんとか、あの数字聞いたの結構最近だったよな?」
「1週間前だね。今はレベル94」
カレンは、1週間たらずでレベルを上げていたのだ。しかし驚くには、早かった。
他の仲間たちもレベルを上げていたのである。
「1回国に戻るぞ、流石にやり過ぎだ」
「え、なんでだよロード!」
「マーク良く聞け、俺たちは魔物を刈り過ぎて素材が大変なことになってんだよ」
マークが理解したのか、そのあとは喋らなかった。
俺たちは、この2ヶ月間で10数年は余裕で暮らせるだけの魔物を狩っているのである。
余裕で国の年間予算をオーバーしているほどである。
流石に一気に変えることは不可能だが、ちまちま換金して生きたのである。
魔王との決戦が控えている今、お金はいくらあってもいいほどだ。
「そう言うわけで、俺たちは一旦離れるわ」
「そうした方がいいわよ。ゆっくり休んできなさい」
俺たちは、それから前線を離れ久々に国で羽を伸ばすことにしたのだ。
だが、そんなことができるわけもなく、噂を聞きつけ大量に冒険者やら、傭兵団やら国の軍やらから逃げ回っているのだ。
「とりあえずみんな、1週間の特別休暇だ。それで、毎日違う国や村に行って、少しずつ換金してきてくれ」
それが別れる前に交わした言葉である。
俺も、指示した通りに毎日転々としているのである。
ポーションや食料を買いつつ、1週間逃げなら羽を伸ばしたのである。
「お、久しぶり!」
「言われた通り換金してきたわよ。とりあえずこれからの予定どうするの?」
最初に出会したのは、カレンである。少し疲れた顔をしていたのが見違えるほど、すっきりとした顔つきに戻っている。
「おーい! ロード、カレン」
次に現れたのは、ライカであった。ライカも随分と元気になっている。
その後に現れた2人も、元気そうであった。
「これから魔王討伐戦の準備に入る!」
「やっぱりか! 槍で今度こそ殺ってやる」
「ポーション、及び食材の調達行う。それに使えそうなアイテムなんかもあれば購入して欲しい。とりあえず王都の方にいく」
「確か、お母さんも来て欲しいって連絡あったから丁度いいね」
それから、俺たちは王都に向かう。
久しぶりにみんなの顔を見れて、俺自身もとても嬉しいと思ったひと時であった。
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