第263話 ロード進軍開始!
楽しんでいってください。
皆と別れたロードは、小国に侵入する。
ダイバリンは、時間も経っているということもあり相当荒らされている。
「なんだ、手厚い歓迎だね」
操られた大勢の人間。
逃げ損なった人は、居ないって聞いてたが、闇ギルドの連中か。
一斉に襲いかかってくるが、相手になるわけもない。
「加減して倒すのだるかった……」
おおよさ3桁ほどの操られている人間たちを、倒しつつ奥に進む。
「城は、中央奥にそびて立ってるあれだな」
でもあそこ、相当嫌な気配してる。姫様あれで生きてたら奇跡だと思う。
何をさせたいのかは知らんが、人質をとっても無駄でしかない。
「中央突っ切って、左右の道は大元叩いてからでいっか」
分かれ道で止まってみたものの、魔物も音でこっちに寄って来ているのが分かる。
魔物を斬り伏せながら進んでいく。
「強制的に強化されてるけど、負担が大きいだろうな」
強制的に強化された魔物は、いつ死んでもおかしくない状態で暴れ回っている。
それは、レア種とは違う点だ。
「逆に弱くなってんの気がついてねぇのかな」
作業的に倒してる感が強いという印象になる。ただ強い技を使って、ひたすら倒しているのは正直いって面白みが一切ない。
「サキュバス居るんだろ!コイツらじゃ相手になんねぞ!」
小国中に響わたるほどの声で、叫びながら走っていく。
「なんなのよあんた!もう少し、苦しみなさいよ」
「ようやく手応えのありそうなの来たか!障壁を使えるのか」
サキュバスの1人がどうやら、キレて襲いかかってきた。おそらく、サキュバスクイーンの危険度小っていったところだろうか。
「はぁぁぁっ!」
キレのある槍捌きなのだが、レンに遠く及ばない技である。
「精神攻撃ばっかしてるから武器の扱いが下手なんだよ」
首を跳ね飛ばし、先に進む。
「うん?」
次の瞬間、カレンの魔法を通り抜けて体が急激に重くなる。
「まさか、闇ギルドアイテムか!」
そうとうに厄介だ。地面に体が落ちていく。アイツ、自爆特攻を仕掛けて来てたのかよ。
そう思うと、より一層腹立って仕方がない。
「やべ、トロールじゃん。くぅ……!」
避けられない状態で、思いっきり棍棒フルスイングは体に堪える。
「あの子の思い知りなさい」
「がああああぁつ!」
槍が体に何本も突き刺さる。理性を保っている状態が、おかしいレベルだ。
「テメェら、不用意に近づきすぎたな。加速式・迅雷!」
取り囲んでいた奴らは、体と足が別々になって消滅していく。それに伴って槍も消滅するが痛みは相当なものだ。
そして、体は地面に大きなクレーターを作るほどの衝撃で叩きつけられる。
声にもならない声で、叫ぶがそれを聞いているのは魔物と人質しかいない。
なんともクソだ。
「なんで地面に引っ付いているんだ?」
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!




