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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第25章 サキュバス軍vsロード一行
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第259話 レンの大技


 楽しんでいってください。


 王都でカレンが暴れ出してる頃、レンも小国レスターにてマグと再会を果たしていた。


「レンさん!?来てくれたんですね!」


 レスターも襲われているため、徹底抗戦をしていた最中にレンの登場によって現場は明るくなったのである。


「状況はどうなってんだ?」


「今は、我が軍が二手に分かれて抗戦を行なっています」


 避難所で、緊急対策をしているためここがレスターにおいて最も安全であるのだ。

 

「マグ、俺は好き勝手に暴れるが問題ねぇな」


「はい大丈夫です。自分もここは仲間たちに任せて出ます」


 そうして、レスターの魔法会支部が作った結界から飛び出した。 

 気配的には、やはり城の方に陣をとっているのが頭に流れ込んでくる。


「マグしっかりついてこいよ!」


 俺たちの気配に気がついたのか、大通りを占拠していた軍団の一部が裏路地からこちらに来ているのが分かる。

 統率の取れた動き、サキュバスが支配しているので間違いはないと断定し、突っ走っていく。


「ちょっと気がつくのが遅かったなぁ。インフェルノ!」


 裏路地から出てくる瞬間に、爆破させ消滅させる。それは思いの外上手く行ったためか、より警戒が強まったのが気配で分かる。


「このまま大通りの行くぞ。試したい新技があるんだ」


「え、本当ですか見たいです。避難されてるので思いっきりやってください。軍も大通りはイイと伝えてありますから」


 マグは、国が襲われているのに随分と楽しそうに会話をしている。

 それは、小国レスターが強いことが分かっているからだ。

 通常の魔物なら、あんな裏路地すぐに抜け出せていたはずだ。

 だが、ここは通常ではない。砂漠地帯だ。足を取られ、思いのほか進まないのだ。


「そこを右に曲がってください。そこからいけば近道になります」


 言われた通りに曲がると、確かに近道である。すぐに大通りに繋がるよう整備していると、会議で言っていたがこれはすごいと感心するほどの速さである。


「沢山居ますね。ほとんどS級ですね」


 マグは、少し声が震えている。西門は、S級魔物との遭遇率は3位である。

 そのため、実践が偏っているとも会議で言っていた。


「神速式投擲(グングニル)火の鳥(フェニックス)


 大通りにいた魔物は、ほぼ消滅していく。火に直接炙られるもの、頭を槍で貫かれるもの、技の反動で吹き飛び消滅するもの、まさにこの言葉が似合うとマグは直感したのだ。

 

「地獄絵図じゃないですか……」


「何言ってんだ?本命には届いてないみたいだけどなぁ」

 

 そう奥には、サキュバスクイーンが城の前に構えているのだ。

 仲間のサキュバスクイーンを盾にして。


「愛の糸」


 槍は、すぐさまレンの所に戻っていく。

 上空に居たサキュバスや、市街地で軍と交戦してたサキュバスが集まってくる。

 皆、槍を構え一斉にレンに殺意を向けている。


「心地いいもん向けてくれてるじゃねぇかよ。それ俺だけ向けてても問題ねぇのか?」


 次の瞬間、マグが不意打ちからの空中戦で見事複数体のサキュバス、クイーンを相手に余裕の笑みを浮かべながら勝っている。

 地上の奴らも、俺に近づく前に頭を撃ち抜かれ消滅していったのである。


「レンやり過ぎだよ!私のやること残しておいてくれてもいいじゃん」


 不貞腐れた表情をしながら、そんなことを言ってきたのは魔弾代表のフーミルである。


「2人には、まだやるべきこと残っているだろ。おそらくそっちを任せることになる」


 それだけ、奥にいるサキュバスクイーンが侮れない相手だと証明するには、時間は掛からなかったのである。



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