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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第25章 サキュバス軍vsロード一行
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第258話 王都完


 楽しんでいってください。


 ミク婆の登場により、一気に進撃が進む。

 魔物やサキュバスたちが大勢攻めてくるのが、魔法と剣のゴリ押しである。


「カレン、あなたは先に行きなさい!」


「任せたわ!」


 私は、2人ならやれると信頼している。そして何より問題なのは、王都の被害が広がることが最も深刻なことである。

 飛びあがり元凶の方に一気に向かう。

 

 もう昼をとっくに過ぎている。奴らは、私たち3人のいる場所に全てをぶつけるのを一切辞めていない。

 上空から見たらよく分かる。

 王都の城に続く一本道。そこがぎゅうぎゅうになるほどに魔物たちが侵攻している。

 だがそれももう終わりだ。


「来たか…全員空中戦だ」


 地上からサキュバスクイーンが複数体来てる。魔力感知に勢いよく飛んできているのが感知される。


「空中戦ってわけね。ライトニング!」


 牽制で放ってみるが案の定、避けられ地上の魔物に直撃する。

 

「私たちにとって空中戦は最高な舞台なのよ!」


 槍を持ったサキュバスクイーンが、連携の取れた攻撃で向かってくる。

 それを避けつつ反撃するが、素早く避けられる。


「無駄なのよ!はぁぁっ」


 サキュバスの1人が突っ込んでくる。だがそれも連携攻撃の一つである。

 1人が突っ込み、避けた先にサキュバス1人が攻撃、それが何度もループするという連携技だ。

 

「なんで当たらなの」


 焦りで、サキュバスの1人が口をこぼす。そこから連携攻撃が決まらなくなっていったのである。


「どうしたのこれで終わり?まだ十分も経っていないよ」


 私は余裕な笑みを浮かべながら煽る。


「みんなダメよ!乗せられたら負けよ」


 5人いるがサキュバスクイーンのリーダー格なのか落ち着かせている。

 私も、そろそろコイツらと遊ぶのも飽きてきたところだ。


「期待してたけど残念。ライトニング・ラプチャー」


 至近距離のこの魔法はひとたまりもない。それぐらい威力の高い魔法なのだ。

 サキュバスクイーンは全員もれなく消滅していった。

 

「後はアイツ1人ね。サキュバスクイーンの危険度大だったけ」


 私は体を急降下させ、一気に地上に降り立った。


「ほんと役に立たない。出来ればあそこで死んでおいてほしかったわ」


 やる気のない声だが、殺意はマシマシで感じる声質だった。


「それにしては殺意感じるけど?」


「まぁ仮にも同じパーティだったし、それなりには悲しいわよ」


 知っているだけの言葉を並べてるぐらい、感情の籠っていない声が右から左に流れていった。


「話すこともないし、一撃で終わらしてもらうよ。聖女の願い発動」


 一気にプレッシャーが跳ね上がり、一気に空気が変わった。

 アイツ自身も、最初はやる気のない顔で見ていたが今は違う。

 ただ殺されるのを待って怯えているだけの魔物である。


「な、なんなのよ。さっきまでとは別人じゃない!?来ないで来ないで!」


「そうも言ってられないのよ。あんたたちの後始末しなきゃいけないからね」


 次の瞬間、アイツは後ろの城に返り血が付く勢いで殴られ消滅したのであった。


「あー終わり終わり」


「あなたね、もう少し早く終わらせなさいよね」


 全ての魔物を消滅させて、2人が歩いてきている。

 私は、もう一度城に振り返った時ある袋に気がつくのだ。


「何これ!?」


「ポーションですね」


 私は、この袋を持ったまま魔法会の職員に連れられ、ロードのいる場所に戻るのであった。









 最後まで呼んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

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