第23話 王都でのギルドクエスト①
楽しんで行ってください。
俺はギルドに来ていた。そうして、様々なクエストが貼られているのを見て、やっぱり王都は違うなって感心していた。
色々見ていて1人でも出来そうなクエストを受付嬢に出した。それは、様々な魔物討伐30体(報酬は30体分の金額)である。
それはすぐに受理され俺は、早速向かった。
まぁ一昨日までひたすら狩りしてたから、どこに何の魔物がいるか把握はしているが、一昨日までとは違う。
最初は、周辺の森に生息しているワイルドボアを討伐しようと思い近場に来ていた。だがそこには生きた姿はなかった。
中心に立っている彼を除いては...
「あ、あの時の青年!!」
彼は最初不思議そうにしていたが、思い出したのか「君は確か、小国エルナのことを尋ねて来た子で合ってるかな?」
「合ってます。そういえば名前言ってませんでしたね。ロードですよろしくお願いします」
「俺はアルタだ。よろしく」
手を差し出して来たで握手をしようとした瞬間であった。アルタはあの時全く感じ取れなかったプレッシャーを常に放っていた。
一瞬躊躇したがすぐに握手をした。
何故躊躇したのか全く分からなかったが、無意識的にそうしたのだろうと勝手に解釈をした。
「今日はお仲間さん一緒じゃ無いの?」
「今は別行動してるんですよね。もし良かったら一緒に魔物倒しませんか?アルタの剣技近くで勉強させてください」
「いいよ」
そこからまずは、キラーラビットの討伐に向かった。キラーラビットは、A級魔物でツノが生えており心臓目掛けて素早く飛んでくる為その名前がついた。
そしてA級魔物として登録される由縁がある。そいつは群れで行動するのだ。
20から30匹ので村を壊滅させたことがあるぐらい危険なのだ。その割に単価が安い為、肉としての売買が中心となっている。
この前は、カレンがライトニングで蹂躙していたので俺は直接戦うのは始めてだ。
「着いたぞ。気配消せ」
俺は、気配を消しその場にしゃがみこんだ。
あたりを目視で確認する。見えているだけで、20匹以上、気配感知で確認して、全部で27匹いることがわかった。
そんな確認をしている間にもアルタは走り出して、もう数匹倒していた。
キラーラビットは、パニックに陥っていた。それを狙っての行動か、アルタは倒していた。
俺も慌てて後に続く。やはり隙をついているので、狙いやすい。それでもA級魔物と呼ばれる事はある。
パニックに陥っていたキラーラビットは、もうすでに20匹ぐらいは体制を立て直していた。
すぐさま、俺は1歩下がり相手が行動した瞬間、居合で応戦しようとしていた。
アルタは、不思議そうに見つめていた。「何やってる?攻めるぞ」
「あぁはい」
もうすでにキラーラビットは、何匹かは行動に移していた。それをアルタが見逃すわけもない。
何匹かは、切られて死んでいた…
全く見えなかった。そんなことを思いつつ、俺は後をついて行った。すかさず何匹かまた投入しようとしていたが、それを俺は、加速を使って、それを阻止した。
結果、キラーラビットは、本来の役目をあまり発揮出来ずに終わったのだ。
そして、俺たちはアルタと別れていた時にもう一度キラーラビットと対峙することになる。同じように行動したが、後はうまくいかなかった。まぁ、怪我もなく終わったが、やはり不思議に思ったのだった。
まだ狩りを始めて30分から40分しか経っていないことをアイテムボックスから取り出した置き時計で確認した。
これならまだまだ戦えると思い、クエストよりは多くの素材や肉を持ち帰ることができると心の中で思ったのであった。
次は話し合いの結果、少し離れた位置にあるキングベアの巣に向かったのであった。
キングベアとは、とてつもなく大きい熊の魔物である。そいつの特徴は、大きな爪と噛みつきである。キメラも食いちぎる所が目撃されるほどで、A級魔物指定となった。
それよりもなんでこんなにもA級魔物が居るんだよと心からそう思った。
そいつは基本的に基本1人行動で、アルタが1人でやってみてと言うので、一閃を発動した。やはりキメラより硬いこともあり、強い。
キングベアはより大きな鳴き声を上げながら爪で攻撃しようとした。それを避けていく。そして俺は今の技量で出来ることをフルでやった。
糸を出してそれをベアに巻き付け、首を目一杯に締める。
苦しんでいるのを一瞬離して、聖女の願い発動させ、「攻撃力上昇」と唱え、影渡りからの一閃を突き刺す。
ベアはより苦しみ出したところで、剣を抜き、ハイジャンプからのもう一度同じように唱え、首を切った。
アルタは心底驚いていた。
キングベアをボックスにしまいつつ次の場所に向かうのであったのだ。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
新たなネームドキャラアルタ登場です。
今後彼がどういう風に活躍していくのか乞うご期待!!
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