第257話 カレン王都現着
楽しんでいってください。
マークがヴィストラに着いたとき、またカレンも王都に着いていた。
「もう被害が……それを凌駕する壊し方をしているのはやっぱりあの子か」
カレンは、上空に転移していため辺りをいっぺんに把握することが出来た。
魔法会の方は、パニックを収めないとだしすぐには銭湯に参加出来そうでもないね。
「ナバラちゃんここの人たち避難できたよ!」
「ありがとう!あなたたちも避難して」
S級魔物を複数体を同時に相手をしながら、ナバラは仲間たちに指示をする。
そんな時だった。
「ナバラ!あなたの師匠に監督頼まれたの。無茶な行動はやめなさいよ」
「え!?カレンさん」
ナバラは驚きのあまり、持っていた剣を落としそうになりながらも、回転斬りを喰らわせ魔物を倒したのである。
「あなたたちは移動しなさい。うちの代表たちにこう伝えて。王都ばっか守ってないで他も守れってね」
4人も驚いてはいたが、来るのは必然だと考えその場を離れてのである。
「ナバラ!こっからは私も戦うから援護よろ」
「はい任せてください!」
ナバラは、目を輝かせやる気に満ちている。それは、カレンにとってもロードにとっても怖い一面である。
突っ走り過ぎていつか大きな怪我や死んでしまうのではないかと、心から心配になるのだ。
もちろんナバラはそのことは気が付いてはいない。まず自分がそう思われているとすら、夢にも思っていないであろう。
「はぁぁぁぁっ!」
王都のみで活躍しているとは思えない強さで、魔物を薙ぎ払っていく。
「ライトニング!」
逆にカレンが援護に回ってしまうほどである。
やっぱりあの子、私が来て正解だった。仲間を危険に晒したくないのはわかるけど、あのままではいずれ仲違いが起きてしまう。
そう思ってしまった。
今は、あの子の気持ちを尊重したけど、私なりに仕事を伝えておくべきね。
(4人とも聞こえるかしら?)
(何ですか?)
(指定避難所がいくつかあるでしょ?そこの警備を担当してくれる?やこれはナバラが頼んで欲しいってお願いされたの。やばくなったら私に連絡して)
(ナバラちゃんが私たちに…がんばります!)
よしこれで大丈夫だろう。今は、はやく大元に着かないと。
そしてこの方向、王都の要国王が住んでる城の方だね。
「城の方にリーダーが魔物がいる。引き締めて行くわよ!」
「分かってます。加速式・ソードインパクト」
全速力で、走ってはいるが相当な魔物の数が多い。おそらく相当なポーションの数が使われてる可能性が高い。
さっきから私たちだけを狙ってきてる。
全員、操られてるのは分かってるけどここまで操れるものなのね。
「ライト・ポップ」
次の瞬間、王都の大きな道沿いを魔物と交戦しながら走っていた私たちの手助けをするかのように、魔物たちの脳天を一気に貫いていった魔法が目に入った。
「あ、ミク先生のやつだ!」
「え、ミク婆の!?」
その技はどう考えても、光魔法の新しい魔法で間違いない。いつの間に編み出してたの?そんな考えが浮かぶ。
「あんたたち!派手に暴れ過ぎよ!直す方も考えなさい」
それにしては派手な登場したなぁ、ミク婆……
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
もう早い人なら気が付いてるかもですが、これはロードたちが訪れた小国順に書いていってます。
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