第255話 返り血のマーク
楽しんでいってください。
「私たちが道を作るから、あなたはここの大将倒してね」
「よろしく頼む」
そう言って、エリナ一行はバラバラに分かれたのである。
次の瞬間から、激しい戦闘が3箇所で起こり始めた。住民達は、よりパニックに陥っている。
「ギルドからの緊急連絡です。エルフ族が交戦を始めました」
それを何度も何度も繰り返して放送しているうちに、パニックは治りつつある状況に変わっていた。
それは、俺にとってもエリナ達にとっても好都合である。
俺は、エリナ達とは違って反応が1番強い正面突破するべく屋根傳を走っていく。
その際、空中の魔物から熱いラブコールを頂いたが全て斬り伏せる。
「この俺を舐めんなー。一撃大抜刀!」
サキュバスの軍勢が、人間達を盾にし突っ込んでくる。
「狙い撃ち大斬撃・乱舞」
サキュバスだけを狙って斬撃を放つ。そんなことを知らずに突っ込んでくるバカ達は、俺に届くことなく消滅した。
そこからまた走り出す。
走っていると緊迫した声が足を止めさせた。
「助けてください!」
「何やってんだアレ?」
カレンに掛けれた魔法の影響だろう。魔眼を発動しなくても、サキュバスが化けているのが分かる。
それをサキュバスが目の前まで迫っている状況を作り出していたのだ。
「サキュバス同士で何やっての?アホやってないで戦えよ」
冷めた声でそんなことを言っちゃたせいか、そのまま消滅していった。
そうしているうちに、他の魔物たちも集まってくる。
おそらくポーションで出された魔物を使役なんてしているのであろう。
感知で、エリナ達の方から一斉に流れ始めている。
「はぁぁぁっ!」
大剣を想いのまま動かし、斬っていく。反撃するまもなく返り血で辺りは血の池状態である。
それでも、操られた魔物たちが果敢にも攻めてきていた。その中に混じって人間まで襲ってくる始末だ。
何ともいやらしい戦法だと心底思うのだ。
「さっさと来いよリーダーさんよ。いつまでもふんぞり返ってんじゃねぇぞ」
見えてもない相手に対して鬱憤が溜まったか、そんな言葉を吐き捨てる。
「ちょっと落ち着きなさい」
後ろから、頭を叩かれ正気に戻る。
「流石にやりすぎよ…」
エリナが辺りを見回しながら言う。
自分自身も、改めて確認したがひどい有様である。魔物は、無惨な姿で殺されているし、消滅をせずに止まっている者も多い。
そして、気絶して血だらけの地面に寝ている人間が辺り一体を地獄と変えていたのだ。
「これ以上奴らを攻撃しなくていいわ。奥にいるサキュバス達に集中しなさい」
「分かった。すまなかった」
俺は、全速力で駆け抜けていく。その際、立ちはだかっていた魔物達を巻き込んで走り抜けたのだ。
奴らの前に着く頃には、体全身返り血で体がベトベトである。
手前にいたサキュバスと違って明らかに強さが違うサキュバス達。
皆一様にドン引きした顔で迎えられた。
「洗浄」
魔法で洗い流す。
そして大剣を真正面でふんぞり返っているサキュバスに向かってこう叫んだ。
「覚悟出来てんだろうなぁ」
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