表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
284/352

第243話 ジャイアントトロール

 

 楽しんでいってください。


 山小屋を出て翌日、やはり山の標高が高いところでは寒かった。


「確か、山の中にある小国だろ」


「えぇそうよ。でもまだまだ掛かるわよ」


「マジかよ。それまでに村はねぇのか?」


「あるよ」


 そう聞いて安心した。

 やっぱりどこかで休息地点があるというのは、ありがたい。

 そうして、ひたすら山道を歩いて行った。


「今日はここで野宿をするぞ」


 辺りも夕暮れを迎えようとしている。


「魔物!」


 ウルフベアーが現れたのだ。だが少し様子が変であった。


「身が抉られてる」


 そんな状態で飛び出してきたのだ。ナニカから逃げていたのであろうか。

 そんな時だった。


「まだ他にも魔物がいる」


 そう言った直後のことだった。ウルフ巨大な手に捕まり、そのままナニカの口元に持っていかれたのだ。


「なんだアイツ?」


「ジャイアントトロール」


 ウルフは食べられ、無惨な姿で消滅した。


「がァァァァ」


 拳を突き上げ、次の瞬間地面に凄まじい衝撃が走った。


「ライトニング!!」


 棍棒のようなものを取り出し、跳ね除けた。

 

「インフェルノ」


 雄叫びでかき消され、儚く消えていく。

 マーク、ライカが攻撃するものの棍棒捌きが凄まじく、吹き飛ばされたのだ。


「何が目的だ!」


 言葉を理解できないのは、十分承知している。それでも、聞かなければならないのだ。


「ヤメンカ。コイツガシツレイシタナ」


 後ろから声が聞こえる。カタコトな言葉だが、理解は十分できる。


「ワレラハ、ジャイアントトロールダ。マオウグンノコウゲキダ」


 魔王軍の攻撃?部隊ってことか?

 勝手に解釈させてもらうが、要するに敵ってことに変わりはないはずだ。


「これ以上近づいてみろ。テメェらを斬る!」


「サスガハ、ワガオウのコウテキシュ。ダガワレワレハアナタタチヲコロス。ワガドウメイシャノ」


 我が同盟者。魔物同士で同盟を結んでんのか。まぁ大抵どこと同盟結んでるのかわかるけどな。


「そうか。同盟を結ぶ相手間違えたな。お互いにな」


「ドウイウイミだ」


 次の瞬間、2体のトロールの腕が片方ずつ宙に舞った。

 

「どういう意味だって?両方とも俺が倒すからだよ」


 最初に襲ってきたトロールの首を斬る。

 案外、斬りやすい類である。


「ミナノモノーーアツマレ!オウセンジャァ」


「ぞろぞろとよくまぁこんなに。レベリングと行きますか」


 それからは早かった。さっきは、場面が場面過ぎて面を喰らっていた。

 だがらもう大丈夫だ。


「はい終了!後はアンタだけだ」


「ぁぁぁ」


 完全に終わった顔している。心苦しいがこれも勝負である。

 自分から挑んできたんだ。

 こうなる覚悟もあったはずだ。

 

「ソード・インパクト」


 最後の1体が消滅し、戦いは終わった。

 そうして俺たちのレベルが俺はレベル79、カレンレベル73、レンレベル72、マークレベル76、ライカレベル75となった。

 


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ