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第240話 反省と出発


 楽しんでいってください。

 第23章最終回です。



「暴れすぎや」


「え…」


 その言葉は、当然のことだった。

 暴れ回った結果、小国外部部は大きなクレーターだらけである。

 それだけではない。

 小国を守る結界もダメージが蓄積され、一部破損する状態となったのだ。

 それを治すのは、全て魔法会である。


「本当に申し訳ない。やり過ぎた…」


 小国の危機を救った英雄だと思えないぐらい、土下座をしている。

 まぁ、これもロードらしいっちゃロードらしいので、仲間は誰も発しなかった。


「ロード、次やったら覚えておけよ」


 カレンのドスの効いた声が森林に響き渡る。

 俺は、震え上がりただもう一度頭を地面に打ち付けるしか出来なかった。

 

「ロード、周り見えてなかったやろ」


「あぁ、久しぶりに解放したから力任せにやっちゃった」


 呆れてものが言えない。

 

「まぁでも、これでとりあえずアイツらは寄ってこねぇだろうな」


「それもあるかもだけど、ロードちゃんと反省するんだぞ」


 レンにも怒られつつ帰路に着いたのであった。


 翌朝、ロードが起きた頃にはすっかりと小国はいつものようになっていた。

 身支度を済ませ、部屋から出ると全員のタイミングがバッチリである。


「「あ、おはよう」」


 軽く挨拶を済ませ、一階に降りていく。併設されている食事を摂りつつ俺は口を開いた。


「そろそろ出発しねぇか」


「だろうね。ロードのことだから明日には出発したいって言い出すんじゃないかって話してたんだ」


「準備もバッチリだよ!」


「これ食ったら出発するぞー」


「「了解!!」」


 そこからは、皆スピードを上げて食べて行った。お金を払い、外に出るとストライカが立っていた。


「もう出発しちゃうんですね…でもまた会えますよね」


「当たり前じゃねぇか!そん時は、ここの観光してくれよ」


 ストライカは、我慢していたであろう涙を噴き出して泣いてた。

 

「この国を何度も助けて頂きありがとうございました!皆さん、お元気でー!!」


 そうして、俺たちは次の小国に向かうために門まで来た。門が開き、多くの住民に見送られながら俺たちは後にする。


「まさかここまでの見送りになるとはな」


「凄いっすね!」


 レンとマークがあまりの多さに驚いていた。確かに、ここまでの見送りをあまりされたことがないというのもあって、少し恥ずかしかった。


「それじゃまた!」


 門が閉まり、前を向くとそこにはサキュバスが立っていたのだ。


「テメェ!」


「レディに向かってその口の聞き方、なっていませんわよ」


「まぁバチバチしないでよ。近いうちこの世界を頂きますわ。バイバイ〜」


 技を繰り出す前に、逃げられた…ただ気になることを言っていた。

  

「いつ襲ってくるかわからないわ警戒を怠らないようにね」


「「了解」」


 そうして俺たちは、いつ襲ってくるかわからない恐怖を抱えながら旅を続けるのだった。



 

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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