表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
276/352

第235話 北門にとっては普通なクエスト


 楽しんでいってください。


 俺たちは、部屋でそれぞれやるべきことをしながら時間を潰していた。

 1人で作業。それもいいのだがやはり外に出たかった。

 せっかく小国に来たのに、ずっと部屋でほとぼりが冷めるまで出られないのは、本当にしんどかった。


「暇だ」


 そう言葉を呟くほか無かった。

 他のみんなは、何しているの?とふと思ったが聞くのは辞めた。

 大抵、寝てるか、筋トレしてるか、武器のメンテしてるか、部屋の中でやれる修行してる以外ないからだ。

 俺も、武器のメンテが終わってから何もしていない。


(皆さん聞こえますか?ストライカです)


(どうしたんだ?)


(ギルドの方に転移で来てはくださいませんか?)


 焦った感じはないが、俺たちは部屋を出て集まってから転移をした。

 ギルドの前に転移したが、周りに人っこ1人居ないのである。

 不思議に思っていると、ギルドのドアが開いた。


「あ、突然お呼び立てしてしまってすみません。至急受けていただきたいクエストがありまして」


 ストライカが持っていたクエスト用紙を受け取ると、そこには討伐クエストと書かれていた。


「えーとなになに、小国に迫り来る魔物を討伐せよってマジかよ」


 いや、めっちゃ焦ってても問題ねぇ案件だよな。


「ストライカ、めっちゃ緊急を要するクエストじゃん!!」


 ストライカや周りに居たギルドスタッフたちは、疑問の顔で見てくる。

 北門ではしょっちゅうあるってことかと、この時初めて理解した。


「とりあえずこれ受けるわ。今すぐ行くわよ!」


 カレンが咄嗟に言う。

 そして、門の近くまで行くと大勢の冒険者たちが集まっている。

 俺たちに気がついてか、全員の視線がこっちに向いた。皆口々に、英雄だの、勇者だの、好き勝手なことを言う。

 前方付近に居た男が、ダッシュで駆け寄ってくる。


「お〜皆様今回のクエスト受注ありがとうございます。あ、申し遅れました、指揮官のソウカンと申します」


 手厚く歓迎を受けたのち、俺たちは城壁の上から眺めていた。


「目視で確認出来るだけで、数種類の魔物群だ」


「それだけじゃないよ。感知でそれ以上にいるよ」


 マークとライカは、そんなことを言いながら完全にやる気満々で、武器を構えていた。


「遠距離の攻撃は、我々にお任せください」


 そう意気込むのは、この小国の魔法会小国支部長だ。


「名前は確かライガだよね。私がここの指揮するから」


 まぁ、それは当然のことであろう。

 だが、ライガは口をポカーンとさせて開いた口が塞がる様子はない。

 そうこうしていると、下で待機していたソウカンが進軍命令を出した見たいだった。


「そしたら俺たちも行くか!」


「「了解!!」」


 一気に魔物のいる場所まで一っ飛び。上空から奇襲攻撃。


「さぁひと暴れでもしますか」


 その瞬間、魔物たちは恐怖のあまりいっせいに逃げ出したのであった。



 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ