第233話 楽しい魔物狩り!
楽しんでいってください。
第22章完結です。
小国デロスロースがそろそろ見えてくる。
「皆さん本当にありがとうございました。先に転移で戻ります」
「そうなのか。楽しかったぜ、観光案内頼むぜ」
朝ごはんを食べたのち、ストライカは転移で去っていた。
彼とは、色々あったけど楽しかったのは間違いない。
「このへん、魔物多いね」
ライカは、楽しそうな声を上げながら言う。
「レベル上げとしますか、全員でレベルアップ目標な」
その瞬間、我先にと言わんばかりの速さで散り切りになった。
神速で駆け回り、叩き斬る。それを何度も何度もしていく。
そんなことをしているものだから、時間を忘れすっかり辺りが夕焼けが照らし始めている。
朝いた場所まで戻ると、仲間たちが満足したぜと言わんばかりの顔でこっちを見ていた。
「レベル75に上がった」
「私は、レベル70」
「俺は、レベル69」
「俺はな、レベル74」
「私、レベル73!」
相当狩ったのがわかる。
辺りからは、魔物の叫び声がずっと聞こえていた。
さすがに、休むということはなく、夜中中歩いたのである。
魔物は一切出ず、さくさくと進んでいった。
明け方眠り、昼間に起きてを繰り返すこと数日。
「そろそろだよな」
「あともうちょっとだよ」
流石にそろそろ着きたいと考えを阻むかのように、気配を一切感じさせなかった魔物が飛び出してきたのである。
「うごあああぁぁ!」
「なんだあれ!」
「あれって…サイレントベアーキング」
サイレントベアキングって言えば、一切気配を感じさせず叩き潰すっていうあれか。
それで村が何度滅んだかわからないやつだ。
「異名は確かアサシンベアー。これ以上ってないほど私向きね」
ライカは、率先して立ち向かっていく。
図体に見合わず速い拳。それを紙一重で避けてるライカも凄いけど、あれ避けるので精一杯なのではと考える。
「二刀一閃・極力一閃!」
今の一撃で、相手は蹌踉めく。
「ハイ・ジャンプ。二刀一閃双剣雷閃」
誰しもがこれで決まったと思っていた。ただそれこそが間違いだったのである。
次の瞬間、地面に大きなクレーターを作ったのである。
その中心には、ライカが倒れていた。
「ライカーー!!」
駆け寄るが、意識はない。カレンに任せ魔物方を向く。
「なんで3体居んだよ」
「もしかして、少数精鋭で動いてたとか」
「そんな話は後だ!神速式・一頭突き!」
槍で貫こうにも、皮膚が硬いみたいだった。
「聖女の願い発動!極力大龍斬撃・一撃一閃」
エリナが俺に放ってきた技だ。
一体消し炭になったのだ。
「おぉ、やってくれたな。わかってんだろうな」
雄叫び上げながら、右ストレートを繰り出そうとしてくる。
「大龍斬撃!」
右腕チリとなって消え、首を刎ねた。
もう1体は、気配を消し逃走を図ろうとするが、お見通しである。
「どこ行くんだ。龍撃斬!」
真っ二つとなって消え失せた。
「おい、残しておけよ!俺も戦いたかったのに!」
マークが駄々を捏ねるように、そんなことを言ってくる。その頃には、ライカも回復しており小国を目指した。
その場所から案外近い場所にあったため、すぐに着くことが出来た。
だが、この小国ではゆっくりしたいと心から思うのだった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!




