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第227話 倒れた青年


 楽しんでいってください。

 


「おい、大丈夫か?」


 周りを見ると、流血している。

 すぐにカレンに押しのけられ、回復魔法をかけている。この状況で生きている確率なんて10%以下である。

 それでもカレンはかけ続けている。


「何あんたたちそこに突っ立てんの!この人息あるんだから手伝いなさい!」


 その言葉で頭が一気に動いた。


「あと少し遅かったら死んでたわ、彼」


 ホッとした顔でカレンはそんなことを言う。原因は、やはり魔物に襲われたことだった。

 だが、周辺には魔物は居らず相打ちだったか、逃げたのであろう。


「でも流石に強いわね。防具まで貫通してるのよね」


 そんな中、ライカが大声で急に呼んだのだ。


「2人ともこっちに今すぐ来て!」


 慌てたような声である。


「どうしたんだ急に?」


 指を指してる方に目を向けると、そこには彼が使っていたであろう、テントなどが壊れた状態で発見されたのである。

 そこは、俺たちといたところから離れている。


「結界が破れてる。魔物は、1匹だけね」


「とりあえず、起きたら話を聞こう。」


 それから数時間、その場所で待機となった。

 彼が目を覚したのは、昼を過ぎたあたりであった。


「ここは、どこ」


「あ、気がついたみたいね。あなた魔物に襲われて倒れてた。私たちが偶然通りかかって発見したの」


 彼は、困惑をしていたが辺りを見渡して状況がわかってきたようだ。


「俺は、襲われて相打ちになったんだな」


 彼の話を簡単に纏めるとこうだ。

 昨夜、結界を張って寝ていたところウルフングという魔物に襲われた。

 その後応戦したが、結果相打ちとなる。


 ウルフングは、ソロで行動し弱い者を判別し襲ってくるという習性を持つ魔物である。

 そして何より厄介なのが、魔法防御キラーである。

 結界などの攻撃を防ぐ魔法などを、爪の攻撃で高いダメージを与えることが出来るってことだ。

 それを何度も繰り返せば、並大抵の結界ではそう長くは持たない場合が多い。

 

 彼は、座った体勢に自分からなり思い出したかように話し出した。


「あ、申し遅れました。ストライカです。助けて頂きありがとうございます」


「私は、カレン」


 それに続いて皆名前を教えた。


「皆さんにお願いがあるんです。僕と一緒にクエストを受けては下さいませんか?」


 厄介ごとの匂いがこっちにまで漂ってきた。大抵助けたらそんな用事に巻き込まれている。


「話だけは聞いてやる。内容によってはやらないぞ」


「私は、ここから少し先にある小国のデロスロースから来ました。クエストして、ヒドラ討伐依頼を受けたのです」


 ほらやっぱり。そんなことだろうと思った。ロードはその時そんなことを思っていた。


「ヒドラって、そこまで難しくない依頼よね?S級ではあるけど比較的倒しやすいわよ」


 カレンがそんなことを言う。


「でも手伝ってほしいです。どうしても倒さなきゃ行けないんです!どうかこの通り」


 地面に頭を擦りつけながら、泣いて懇願している。

 流石に他の人が居ないとはいえ、正直言って断りづらかった。

 おそらくではあるが、コイツそれを分かってやっているのにも腹が立つが必死に押さえ込む。


「仕方ねぇな、やってやるよ。その代わりヒドラのサポートはしてやるがメイン攻撃やれよ」


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 新年明けましておめでとうございます。 

 今年もよろしくお願い致します。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!


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