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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第21章 王都に強制帰還!?王都会議開催!〜あの人に会いに〜
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第223話 北門にて事件発生


 楽しんでいってください。 

 21章最終回です。


 母からの連絡、そのせいで状況は一変した。話によると、北門を出て数日歩いたところにある村が、一切の連絡を取れないということだった。


 魔王城から最も近いとされる北門。そこで連絡が取れないということは、魔物の襲撃があった可能性が高いということである。


 私は、すぐに部屋を飛び出すように廊下に出て階段を駆け降りる。

 焦った私を見て、皆顔つきが変わるのが目に入った。


「何があったんだ?」


「北門から最も近い村との連絡が取れない。今、ギルドでも転移出来る人たちが向かってるみたい」


 それを聞いてか、ロードは素早く指示を出した。


「皆んな聞いてくれ。すぐに出発するために食料やポーションの買い溜めに急ぐ。今から1時間後北門集合!カレンは情報を集めてくれ」


「「了解!」」


 そしてロードは、大量のお釣りが出てしまう程の金貨を店主に渡し、飛び出していった。


 マジか。この情報が出てまだそこまで時間は経ってないはずだ。

 この時間なら朝市もやってるはずだ。だがそれだけでは足りないはずだ。こんなことに巻き込むのもどうかと思うが、連絡を試みた。


(ナバラ起きてるか?)


(もちろんです。北門行くんですよね、1時間後にポーションと食料届けに行きますね)


(すまねぇな。よろしく頼む)


 そしてさまざまなお店で品を揃えていく。時間のあまりない中ではあったが、結構な品が手に入った。

 もう人通りは多い。流石に街中で加速や神速を使うのは出来ない。


「ロード!食材集まってる?」


 後ろから声を掛けてきたのはカレンだった。どうやら魔法会の方に行っていたみたいで、資料を持っている。


「あぁ、買えた。そっちは情報あったみたいだな」


 カレンの顔が曇りだす。


「悪い知らせだけどね。熟練冒険者多数死亡、住民不明、厄介なのが偵察班によると魔物はそこにまだ居る」


 今はただ見ているだけの状況ってわけか。北門に残ってる連中は相当な強さを誇っている。

 その状況下でその冒険者が多数死んでいるということ、それがどれだけの絶望になるかわかったものではない。

 

「今すぐ撤退するように命令でもなんでもしとけ。無駄死するぞ」


「そのつもりよ。だから権限でもなんでも使って今やっているわ」


 そうしているうちにどんどんと時間が迫ってきている。

 小走りで、目的地に向かう。

 着いたのは、それから10分経ったか経ってないかであった。そこには、仲間たちも揃っているしナバラたちも来ていた。


「待たせたな。ナバラたちも無理言ってすまなかった」


「師匠の頼みなんだから聞くに決まってるでしょ!荷物は全部レンさんに渡してるから」


「それじゃ、行くとするか!魔王待ってろよ、ぶった斬ってやるよ」


「そうね。皆んなお母さんによろしく伝えておいて」


 そして最後の門。北門が今開かれる。ナバラたちは、師匠や仲間の背中が、ものすごく逞しい背中だと思うのであった。


 



 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか? 

 まとめ回などは、必要であれば書きますが無いと判断した場合そのまま新章突入です。

 年末年始につきましては。予定としましてこのまま休まず行く予定です。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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