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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第21章 王都に強制帰還!?王都会議開催!〜あの人に会いに〜
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第219話 調子に乗った代償


 楽しんでいってください。


 その後、ヤツらが現れることなく迎えた王都会議当日である。 

 移動は、馬車で行われ王都の街を抜け魔法学園とは、反対方向にあるお城に向かう。

 護衛に付いてる連中が一緒に出来るのは、お城正門前までである。

 そのため、ルフは朝から大泣きである。今生の別れでもあるまいが、せっかく護衛についてくれたのにあんまりだと、ひとの話を一切聞こうとはしない。


「ルフ、そろそろ着くぞ。いい加減その手を離してくれ。全力で握られると流石にレベル差あっても痛いんだ」


「嫌だ〜!ロードも一緒に行くの。だって会議なんてつまんないもん。お父さん毎回愚痴ってたしー」


 なんとも言えない空気が馬車内を包み込む。

 

「ルフ!いい加減にせんか。ロードさんも困っておるじゃろ」


「元はあんたたちが私にあんな酷いことしたのも原因があるじゃん」


 早く降りたいと思うロードなのであった。

 

 そんな馬車内でそんな出来事を知っているはずのないカレンは、会議に向けた最終チェックを指揮していた。


「先日の1件も加えてくれてる?」


「ハイもちろんです。こちらのチェックもお願いします」


 ただでさえ、大量の議題案が出ている中今だに要望が増え続けており、二徹した上でこの会議に参加しようとしているのだ。

 

「カレン大丈夫か。寝てないんだろ、ここは俺に任して10分でも寝てこい」


「そうしたいのは山々なのよ。でも、私が承認しなきゃいけない案件だから任せられないの。お母さんもこれに関しては、一切援助しないって言われてるし」


 明らかに疲れ切った顔で書類に目を通す姿は、美女と言われているカレンの面影は一切無かった。


「ご報告します。たった今ドワーフ族の長ルフ氏が、駄々を捏ね始めて正門に続く一本道のまえで、通れなくしておるとの情報が入ってきております。」

「」

「マジかよ!?ロードは何やってんだ」


「交戦を始めた模様です」


 会議のため大勢の魔法会が準備に忙しくしている時に、新たな揉め事が発生したかのように思えたのか、皆静まり帰っていた。

 

 そんな時だった。窓ガラスが割れ吹っ飛んできた少女がいたのだ。


「ルフ!?大丈夫か」


「あ、なんだここ会議室だったのか。俺の勝ちってことでいいな」


「くそ負けた。私ドワーフ族の中でも武術は得意の方なのに。絶対飛ばされないと思ったのに」


 次の瞬間、ロードは窓脇から地上数十メートルの高さからカレンに吹き飛ばされたのであった。

 そう時間も経たない内に、地面が悲鳴を上げるかのようにして、大きな音を立てたのである。


「ろ、ロード!!」


「明日こんなことやってみろルフ。予算無くなると思えよ」


 カレンのどすの利いた声が、部屋内に響き渡る。完全に調子に乗っていたことを反省してか、今日の会議の間一切喋らないどころか、休憩時間中も一切動かなかったとレンは、言っていたのであった。

 

「ロード、大丈夫か」


「やるんだったらもう少し本気で来いよな。全然ピンピンしてるよ」


「疲れてるんだから仕方ないでしょ。あんたもバカやってないでアレみんなで探しに行くわよ」


 すぐに立ち上がり、正門近くの野原から街に戻っていく。

 そして、夕方別人になったのではと驚くレベルのロードが、ルフの目の前に現れるのであった。




 


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 会議内容に付きましては、本編で所々で書いていきます。これは、あくまでもロード視点のお話と考えて頂いたら結構です。

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