表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第21章 王都に強制帰還!?王都会議開催!〜あの人に会いに〜
253/352

第214話 宴会と事件


 楽しんでいってください。

 


 大通りを駆け抜けていく途中、聞き慣れた声がロードの足を止めた。

 

「師匠!」


 ナバラとその仲間たちである魔法使いメンバーが勢揃いしていたのだ。


「お、どうしたナバラ?」


「私たち、ギルド依頼でヴィストラの警護クエ受けることになったんです。師匠は、ドワーフ族ですか」


「そうだよ。お互い頑張ろうぜ!」


 そう言ってナバラたちと別れて、その後ルフから質問攻めに逢うロードだった。

 そんな質問攻めをのらりくらりとやりつつ、ルフは立ち止まった。

 ここですと言わんばかりの顔で、その宿屋に目を向ける。


「いや、要塞じゃん」


「あ、知ってます?ここってドワーフ族が家づくりにまで手を出した結果生まれた宿屋なんです。色んな仕掛けが満載なんですよ」


「あ、そっか。俺要らなくね?」


「万が一の為ですよ」


 そんな会話をしつつ、俺たちは要塞もとい宿屋に入っていく。

 あらゆる国から集まったドワーフ族を、素通りしつつルフの部屋に通されたのだ。

 ルフが、会議に出席するためここで見張ってて欲しいと言うのだ。

 すぐサボる癖があるから、監督してくれる人が1人はいてほしいと言うのだ。

 

「俺は俺で剣の手入れでもしてるわ」


 その瞬間、扉を蹴破るかのようにして数人のドワーフが息を荒くして入ってくる。

 俺は、数十秒前に言ったことを後悔した。

 

「出ていきなさい!」


 今にも襲いかかってきそうな勢いのドワーフ族を、一言で鎮圧させたのである。

 凍りついた目つき、それを見て震えるドワーフ数名すぐに出て行ったのである。


「すまん、俺が悪かった」


「大丈夫だよあれぐらい」


 打って変わってにこやかな笑顔で言うのだ。ロードからしてみたら、そっちの方が怖かったのであった。

 そうして、辺りが真っ暗になった頃ドワーフ族の方々から、歓迎も兼ねて宴会に呼ばれていたのである。


「これ美味しいですね」


「オーク肉をミンチにして丸めて団子にして、旬野菜で煮込んだからな」


 そんな楽しい宴会をしている最中、外からの大きな断末魔のような叫び声、宴会をしているのが嘘だったかのような静けさを持しらていた。


(ナバラ、さっきの声聞こえたか?)


(もちろんです。ドワーフ族の皆さんは要塞宿屋に泊まってますよね。60秒でそっちに迎えます)


「ルフ!ここのドワーフたちは強いよな。うちの愛弟子が来てくれるから俺は様子を見てくる」


 そんなことを言っている側から、正面玄関を切り刻んでナバラが到着したみたいだ。


「師匠お待たせしました。行ってください!場所は、ここからすぐ近いアルタ組が止まってる宿周辺みたいです」


 それを聞くや否や、神速で飛び出していく。ハイ・ジャンプを発動させ、屋根傳に走っていく。

 いや待てよ、魔力感知を発動させる。


「人間が2人。相当な身の軽さをしているのを確認できるな」


 その先って確か、だいぶ大きな間が空いてたような……。

 

「やっぱり飛び移るのよな、糸!」


 左手から糸を出して分裂させる。それを2人の足に巻き付かせバランスを崩させた。

 神速で飛び出し、奴らが地面に落ちる瞬間に地面、建物どうしで糸を絡み合わせ、怪我なく捕縛できた。


「さぁ、テメェらわかってんだろうな」







 


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ