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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
3章 新たなる出会いと王都と魔法学園
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第18話 ミヤ登場②

楽しんで行ってください

 なんでそのこと知ってるの?頭の中でそれしか浮かばなくなっていった。

 それをかき消すかのように、ロード達の声が聞こえた。


「大丈夫か?」

「えぇ」


 ロードは前に立ち剣を構えレンも同様槍を構えミヤを睨んでいた。


「これ以上はさせねぇよ!!」

「貴方達は引っ込んでててくれます?そちらの魔法使いにしか興味ないの」

 一歩も引かない2人。影分身を発動させライトニング発射。その瞬間に、一閃、乱れ突きを発動。彼女の手から黒い球体。上に軽く投げる。

 やばい!!ライトニングの方向をその球体に変え、2人を無理矢理、その場から離脱させようと引っ張った瞬間だった。私達は、爆炎と共に、吹き飛んだのだ。

 

「死んでないわよね?死んでたらめんどくさくなるから生きてるわよね?」


 そんな声が聞こえてくる。すぐさまその声は明るくなったが、流石に私はすぐに起きられそうではなかった。


「大丈夫か?」

「ロード、貴方こそ大丈夫なの?そんなボロボロな体で立ってることが奇跡じゃない?」


 私は手を引っ張って貰い起き上がることが出来た。レンは気を失っているが、ポーションをすぐさまかけた為生きてるみたいだ。

 

 私は平手と拳を合わせて骨を鳴らす。ミヤ爆発後の穴の手前で立っていた。

 

「最後1発決める!!邪魔はしないでね。もし死んだ時には、盛大に葬式あげて!」

「死なせるかよ...」

 彼女は歩きながら「聖女の願い、攻撃力上昇(パワーアップ)発動」

 多分今の私では倒せない。それでも拳を構え、たった一言「正拳」


 私の技は直撃した。相手は吹き飛んだが、すぐに体勢を立て直し猛スピードで私の腹に向かって、闇魔法を撃ち込み私は倒れた。


「カレン!!」


 ロードは剣を構え、頭の中で一言流れ込んできていた。(剣に獣の魂宿る時勇者と呼ばれるのである)

 その異変にすぐに気がついたミヤは、撤退しようとしたが「一閃」と聞こえた瞬間には、斬られていた。


「ブラックボール」

 

 彼に押し当てようとしたのをブラックボールごと腕を斬られる。喉元に来ると確信して全速力で後ろに退避。

 彼は、雄叫びを上げていた。あれが理性を失った勇者!?フラフラになりながらでもこちらに向かってくるなんて...

 雄叫びが昼間の平原に響き渡る。後ろに伸びた影から出てくるのに気づくのに遅れ斬られかけたその時だった。

 魔王が瞬間転移で私を守り、彼を吹き飛ばしたのだ。


「え、魔王様!?」

「話は後だ!お前は回復でもしておけ」


 魔王が目の前の前にいるのに、体は動いてくれない。あいつをここで倒してメグを救いたいのになんで。


「ロードよ。メグはお前達がミヤに戦いに挑んでる間ずっと助けに行きたがっていた」

「...」

「今メグを止める為2人の幹部が本気で抑えにかかってる。今は引け。メグを安心させてやれ」


 そんな言葉がロードには届くはずはなかった。もう彼の意識はない。獣に乗っ取られているのだから...


 立ち上がり、剣を構えたった一言。「一閃」


 それは発動する前に獣自身の体力も無くなり走り出す瞬間にぶっ倒れた。

 

「さらばだ!」

「待て!!お前が魔王だな!ロードが、果たせなかった攻撃俺が攻撃してやる」

「お前に何が出来る?そんなフラフラで...」

 槍を構え「聖女の願い発動!イフリート来てくれ」


 そこに現れたのが、カレンが見せたイフリートとは色が違う魔神だった。

 

「青のイフリートか。お前死ぬぞ?」


 そんな言葉に何も反応せず、刃の下にある火の魔石にイフリートを吸い込み、槍は青の炎に包まれそれを投げた。


投擲(グングニル)


 魔王は避けることはたわいのないことだった。それでも受けて見たいと思ってしまったのだ。

 結果魔王の腹に突き刺さった。


「これは、効くな」

 意識が遠のいていく。「赤い糸」と唱え俺の意識は途絶えた。


 魔王とミヤは消えた。そして村人達が慌てて村中にあるポーションをかき集めて3人に流していった。


 




最後まで読んで頂きありがとうございます。

3人の全力の攻撃。まだ届かない...

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ぜひよろしくお願いします!


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