表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第21章 王都に強制帰還!?王都会議開催!〜あの人に会いに〜
248/352

第209話 決着と鉄拳制裁


 楽しんでいってください。


 ライカさんは強い。

 私は、師匠が居ない間何もしていなかったわけないでしょ。その成果を見せつけるんだって思わなきゃ。実行するんだ。


 ライカさんの双剣捌きは、本当に惚れ惚れする美しさを放っている。

 それを打ち破ってこその私でしょ!


「豹斬撃!」


「二刀一閃極力一閃!」


 何これ何これ、こんな早い斬撃のうえものすごい強さで噛まれてるように押し込まれていく。


 今しかないんだ。私は絶対に勝つんだ!だって私は、師匠の一番弟子にして私の初恋の人だから、勝って証明してやるんだ!

 そんな気持ちで、高揚感が抑えられない。溢れ出てきそうだ。


「極力一閃!」


 豹斬撃を後押しするかのように、より強く斬撃と共に押さえていく。


「なに勝った気でいてんの?こんな技で敗れるわけないだろうが!はぁぁぁっ!」


「ーぐあぁぁぁっ!」


 押し切られた上、腹部に傷が……

 出血とかはしてないが、大きく後に後退し傷を腹部を隠すようにうずくまった。 

 痛い痛い痛い。そんな言葉が私の心を蝕んでいく。

 立たなきゃ試合が終わっちゃう。


「もう終わってもいいんじゃない?」


 両方の首筋に剣が見える。

 

「まだ勝負は終わってないよ。ライカ」


「な、何言ってんだよ、ロード」


「だって、うちの弟子がそんな所で諦めるわけないでしょ」


 師匠が私を信じてくれてる。思ってくれている!

 一瞬の隙を突いて、顔面を持てる全てを使って殴った。ライカは、何が起きたか理解できてない様子だ。

 これなら、体勢を立て直して攻撃に持っていける。

 絶対にできる。さっきは、攻撃しなきゃって焦ったらダメだった。

 今は違う。


「ふぅーふぅー」


 さらに後に下がり、息を整える。


「やってくれたわね。双剣・雷」


 怒ってはいるが、あくまでも試合ってことは忘れていない技選択。

 やっぱこういう所すごいなぁ。私だったら、試合なんか忘れて攻撃しそうだよ。

 そのおかげでより、冷静になれた。


「極力一閃」


 互いの剣がぶつかり合う。


「負けるかー」


「私だって負けないんだから!」


 ライカの言葉に反応するかのように、叫び出す。

 直感的にわかる。次が最後の攻撃だ。


「二刀一閃極力一閃!」


「極力一閃!」


 ぶつかりあったまま、互いを斬り合ったのであった。

 強い衝撃で、体が悲鳴をあげているのがわかる。

 それは、同じのはずなのになんで私は倒れこんでいるのよ……


「勝者ライカ!」


 すぐに師匠が駆け寄ってきた。ポーションを取り出し掛けてくれる。

 次の瞬間、思いもよらないことが起きたのだ。


「よく頑張ったな、ナバラ。ここまで成長してたんだなぁ。俺は、師匠として友として誇りに思う」


 そう言いながら、少し起こし抱きしめてくれていたのだ。

 突然のことで、頭はパニック及び全身体温が急上昇。


「……」


「え、ナバラ!?気絶してるなんで、ちょっとカレン連れてこい、マーク」


((この人マジでなんでそうなるんだよ〜))


 そして、仕事をしていたカレンを呼び出した挙句、ライカと戦わせたことを言ったロードは、道場の床に穴が開くレベルで殴られたのであったとさ。



 最後まで読んで頂きありがとうございました。

 いかがだったでしょうか?

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ