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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第21章 王都に強制帰還!?王都会議開催!〜あの人に会いに〜
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第202話 魔法会代表たちのお仕事


 楽しんでいってください。


 ロードが師匠と再会を果たしている頃に遡る。


 カレン、レン、フーミルは魔法会本部の廊下を歩いていた。カレンのやる気のない声は、近隣の各部署に聞こえるレベルの大きさだった。


「…あぁーめんどくさいよ」


 その言葉に反応するかのように、レンが口を開く。


「そんなこと言わないの。トップがしっかりしてないと士気が下がるだろ」


 フーミルは、同意するかのように首を軽く振った。


「あの会議必要ある?あんたらだって無いって思ってんでしょ。そうと言いなさいよ」


 2人は、カレンのその言葉に完全に無視を決め込みそれぞれ分かれっていた。

 2人を交互に向くカレンは、ほぼ点火していないやる気にほんの少しばかり火を付け自室に歩くことに。

 

 自室に入るや否や、母親が自分の椅子に足を組んで座っているのが目に入る。


「あんたねぇ、部屋の中まで聞こえてたわよ…」


 頭を抱えながらそんなことを改めて言われても、反応に困るだけだった。

 母親は、立ち上がりと同時に大量の仕事の書類を召喚させた。

 

「これ、カレンの仕事なんだからね」


「いや、わざわざ目眩し系の魔法を使わなくて良いから。それ、マジックで使う魔法だからね」


 そう言い終わる頃には、外に出てった後であった。

 この書類の量、これ強制帰還された時から手をつけてないのが、1枚取った書類の日付で分かったのだ。

 

「この書類たち、定時までに終わるだろうか…」


 そんな言葉が漏れてしまうのであった。


 その頃、レンは王都会議の資料に目を通していた。開催が残り1週間を切ったというのもあって、相当な量の議案が各国の小国から届いているのだ。

 それに全て目を通し、最終的に王都会議で話し合う議案を絞る作業をすることになっているのである。


「小さいものから大きい議案、幅広いなぁ…」


 途方もない多さに、正直言って終わる気が一切ないのである。

 途方に暮れている最中、ドアを叩く音が聞こえた。


「どうぞ〜」


 魂が抜けかけた声が大きい会議室にほぼ響かないのは、仕方ないことだった。


「おはようございます、レン様。アイリと申します、会議の間サポートをするように仰せつかっております」


 そこに現れたのは、以下にもザ・真面目と呼びたくなるぐらいの女性が入ってきたのだ。

 声は、ハキハキと聞き取りやすいし頼もしい女性だと思ったのである。


「こちらの作業、本来でしたら開催の2ヶ月ほど前から精査するのが大体なのですが、時間がない為今回あらかじめまとめておきました」


 そうして渡された紙には、最重要、重要、普通、問題ナシと区分された一覧表が載ってあったのである。

 彼女は、渡し終わると杖を取り出した。


「ソート」


 大量に無差別に置かれていた種類たちが、綺麗にこの紙通りに分類されたのであった。


「ありがとうございます」


「いえ、当然のことをしたまでです。何かご不明な点がなどございませんか?」


「いえ特には…」


 そう言い終えると彼女は、頭を少し下げ帰ろうとした瞬間立ち止まり……


「お仕事頑張ってください!」


 美しい声でそんなことを言ってくれた。正直言ってやる気が出たのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 男って単純な生き物ですね……(書い張本人が何を言ってんだが…)

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