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第189話 フーミルvsマーク


 楽しんでいってください。


「先程、棄権申告がありました為このまま決勝戦を行いたいと思います!」


 どちらが勝つかと大盛り上がりである。


「すいません1ついいですか?」


「ハイなんでしょう?」


「あの俺たち、真剣で戦いたいです。フーミルを除くメンバーは仲間同士です。本気の勝負がしたいんです」

 

 規約で出来ないことぐらいわかってる。でも俺は真剣なコイツらと戦いたい。

 

「フーミル選手相手には、訓練用の剣でお願いしますよ。あなた方が強いのは、私どもも十分承知しております」


 思いがけない返事で一瞬びっくりした。

 だがなぜ、彼女の一存で了承したか今は全くわからなかった。


「あんたたち、多分だけど元トップが怒ってくるわよ」


「それはその時に考えようぜ。さぁ試合だ!行ってこい」


 そうしてマークとフーミルが舞台に上がっていく。フーミルは、病み上がりとは思えないほどの動きで舞台に上がって見せたのだ。

 その瞬間、観客の歓声が再び響き渡る。

 

「先鋒フーミル対先鋒マーク、レディファイ!」


 開始早々、動くことなくお互いに相手の出方を伺っている。


「バレット」


 魔弾攻撃を素早く斬り伏せていく。その時、ロードはあ、そういうことか。と1人頷いてしまっていた。

 それを不思議そうな目でライカは見てきたが、笑って誤魔化した。


「一刀両断・横斬撃」


光線(レーザー)


 斬撃を頭容易く崩壊させ、そのままマークの方に流れていく。


「マジかよ!?チッ、一撃大抜刀!」

 

 激しくぶつかり合う。だが、それは長くは続かないように思えた。

 なぜなら、マークが押され始めているのである。

 踏ん張ってはいるものの、ジリジリと後ろに下がっていくのが見える。

 

「ーークソがぁ!絶対に負けるかぁ!」


 その時だった!攻撃が弱まったかのように見える。今だと思いマークは一気に斬り伏せた瞬間、状況は一変したのだ。

 前方には、彼女の姿は居なかった。

 上空から声が聞こえてくる。


「魔弾竜!」


 やっぱり!と思うロードとは裏腹に完全に焦っているマーク。

 

「なんだその魔法!?えーと、とりあえず神速式・一撃抜刀」


 マークは、飛び上がり魔弾竜と激しくぶつかる。


「横がガラ空きよ。ショットガン」


「ーがぁぁぁっ!」


 舞台が悲鳴を上げるかのように、衝撃音を叩き出す。


「これで止め!神速式・バレット!」


 たった数秒でついさっきまで新品同様の綺麗さを見せていた舞台は、半壊以上の被害を見せていた。


「大…斬…撃……」


 その言葉を言い残し、マークは気を失うのだった。


「勝者フーミル!次の試合までしばしお待ちください」


 ロードとレンが2人がかりでマークを下ろしてきた。

 全身傷だらけだった為、すぐさまカレンが処置に入るとともに舞台を修復させたのであった。


(ロード、さっきの魔弾竜気がついていたでしょ)


(あぁ。フーミルのあの魔法見たことあったんだ。だから100%打ってくるだろうなぁとは思ってたよ)


(まぁ、まず私はそれすら撃たせないけどね)


 十分な意気込みを見せたライカ、確かに彼女なら撃たせないことは可能だろうね。

 そしてフーミル、彼女がこれ以上やれるのかも楽しみだ。


「先鋒フーミル対次鋒ライカ、レディファイ」


 試合が始まるのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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