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第184話 エルフ族の三人衆との団体戦


 楽しんでいって下さい。


 対戦相手の中に見知った顔があった。


「エリナにアリランじゃないか!?」


「ロード君お久しぶりだね。君たちと戦えて嬉しいよ」


「えーとこのエルフ族とはお知り合いなの?」


 あ、そっか。マークとライカはまだ会ったことがなかったなぁ。

 ロードは簡単に説明してくれた。


「えーとそちらの方は?」


「申し遅れました。エルフ族ナーフと申します。お2人に稽古を付けて貰ってます」


 司会の人が困っていそうなので、そろそろ試合を始めるとするか。

 

「それでは先鋒マークさん、先鋒ナーフさん前にお願いします」


 そうして前に立つ2人。そして何より問題なのは、あの2人の弟子だ。

 2人とも相当な実力者だ。エリナに関してはレンを倒せるレベルである。

 俺は、嫌な予感してならなかった。


「レディ、ファイ!」


 ナーフは魔剣タイプの短剣か。どう考えても魔法使いと言って遜色ないだろうなぁ。

 

「遠慮なくいくぜ!大斬撃」


「サイクロン」


 両者の攻撃が激しくぶつかり合う中、先に動いたのはナーフの方だった。

 ナーフは空中に飛び上がり、インフェルノをマークの真後ろに放つ。

 それの狙いは、マークのバランスを崩させることだったのである。


「エアースタンプ」


 足裏で蹴るように、マークに当たる瞬間空気を圧縮させた風魔法を発動させたのだ。


「あっぶね。一刀両断」


「サイクロンショット、エアースタンプ」


「ーッ!」


 一刀両断は、サイクロンショットで受け止められ、ガラ空きだったお腹辺りに手のひらから、攻撃を喰らい地面に落ちた。


 やべぇ、完全に舐めてた。俺で3人倒すなんて余裕だろなんて思ってたけど、相当強いぞコイツ。

 こんな所で躓いてるわけには行かないんだ。


「神速、ハイ・ジャンプ」


「ウィンドシールド」


 風の盾…高火力な風圧で攻撃を守るって言われてる魔法か。厄介なものを設置しやがって。

 あれ、一度カレンに組み手誘われた時にやられたんだよな。

 ウィンドシールドの最大な特徴は、押し返した技をそのまま自分に跳ね返させる効果もあるんだよな。

 でもここで自分の技を信じないでどうするんだ。


「ソード・インパクト」


「ーーッ!」


「大斬撃」


「……サイクロンショット」


 ソード・インパクト喰らっておいてまだ、魔法出せるのかよ。


「ライトニング」


「はぁ!?マジかよ。仕方ねぇ、一撃大抜刀!」


 ライトニングごと、ナーフを斬り伏せたのだ。ナーフは、白目を剥いてそのまま地面に落ちた。

 俺は、何とか着地を成功させたが思いの外体力を持っていかれた。

 話によると、勝ち抜き戦方式な為まだ俺の番があるのに、多分負ける。

 

「勝者、マーク」


 観客たちの大きな声援が会場中に響き渡る。

 

「さすが、ロード君の仲間ですね。ナーフがここまであっさりと負けてしまうとは、まだまだ修行が足りませんね」

 

「何歳か知らねぇが、相当強かった。そう伝えておいてくれ。さぁ始めようぜ試合」


 あの大剣使い。ナーフを倒せるレベルの実力者、ロード君の仲間とか関係なしに相当タフだ。

 ナーフの風魔法は、攻撃力が非常に高く一撃で倒れる上位魔物が居る中、あれを耐え切っただけでなく倒すとはこれは最初から本気でいくしかないな。

 本当は、ロード相手に使いたかったが仕方がない。


「先鋒マーク対次鋒アリラン。レディファイ」

 

 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 ちなみに、当初の予定ではエリナはカレン側に入る予定でした。

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