第183話 東の闘技場
楽しんでいって下さい。
20章開幕です。
小国エオリカを出発してから数日が経ったある日、いつも通り雪道をひたすら歩いていた。
そうして見えてくるのは、廃村した村だった。
近頃、吹雪や雪崩が続いた地域だったらしく、皆エオリカに移り住んだというわけだ。
そうして村は、ボロボロな廃墟と化し今では魔物が行き着くようになっていた。
それを、片付けまた進んでいく。
そんなことをしていきながら行き着いたのが、東の闘技場こと小国ブシュウである。
その小国は、相当な賑わいを見せている。
観光客が多いのだろうな。東では珍しく日焼けした人達など多く見かける。
東門の雪が降る側では、あまり日焼けしている人は少なく、すぐにあ、ここの人では無いなとわかってしまうのだ。
そこを狙って犯罪を犯す輩も居るが、成功率は極めて低いといえるだろう。
ちょっとしたことなら基本魔法で何とかなったりするからである。
そんなことを考えていたら、闘技場の近くでもやってきたのだろうか。次に見えてきたのは、武器を持ち鎧を着た屈強な戦士や魔法使い、様々な人たちが沢山いたのだ。
「やっぱり、盛り上がってるな〜」
「そうね。西門に比べて強者が集まりやすいって聞いてたけどホント見たいね」
「すれ違っただけでも、結構な手練が多いな」
「でも私たちの方が強いけどね」
「当たり前だろ。俺たち幹部と戦ってきたんだぜ」
「2人とも油断大敵だよ。慢心したら勝てる勝負も勝てなくなるよ」
ロードは、マークとライカに注意を言ってるのを横目に見ていたカレンが、ロードが相当テンション上がってるのに気がつき笑っていた。
そうして街中を進みつつ闘技場受付にまでやって来ていた。
「おはようございます!団体戦、個人戦、バトルロイヤル何を受け付けされますか?」
「おはようございます。それって全部参加って可能でしょうか?」
「はい可能です!料金は皆様合わせて金貨1枚お願いします。団体戦は、ですが3人ずつでの申し込みとなっております」
とても元気な受付嬢に圧倒されつつも、渡された用紙に団体戦メンバーを記入した。
後1名どうしようかと悩んでいたら、声を掛けられた。
「カレン久しぶり!覚えてるよね?」
「当たり前だろ、フーミル。団体戦名前書いていいか」
「お願いします」
チーム名 剣舞
先鋒 マーク 次鋒 ライカ 大将 ロード
チーム名 魔法会代表組
先鋒 フーミル 次鋒 レン 大将 カレン
この出場メンバーを見て辞退したのが半数以上になったのは、歴史上初である。
そうして、翌日感のいい人なら何処が勝つか丸わかりな試合が始まるのであった。
「まさか、次勝てば決勝になるとはな」
「まぁしょうがないわよ。だってこれ今回の大会で1番賞金が低い」
「大抵の冒険者は金がないからなあ」
そんなことを言っていたら、スタッフから出て下さいなんて言われた。
そうして、会場では大きな声援と欲に塗れた声援が飛び交う中俺たちは舞台に上がるのだった。
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