第15話 腐り切った王と抗えなかった民
楽しんでいってくださいね
小国アルタの関所に着いたのは、それから1週間してのことだった。
俺達は大勢の兵士に囲まれていた。レンが兵士達の顔見て無事だったのかと泣いていた。そんな感動の再会が一瞬で終わり俺達は捕えられた。
最初は3人とも困惑していたが、小国エルナの王様エルナ9世の登場とアルタ11世の登場で、なんとなく察した。
レンの解放は、小国エルナの王様エルナ9世によってしてはならないと決めたそうだ。
俺達が、その場で捕えられたのはレンの解放が理由である。バレた理由がクエストが消えていたからである。それを不審に思い調べ発覚したというのが今回の流れだ。
解放した者たちをレンも含めて死罪ということ。
それを黙って従うわけもない俺達は、カレンがロープを引きちぎってカレンが俺達の方も同じく引きちぎった。カレンは、最近デバフを掛けるのを辞めた。
「魔力・解放」と言った瞬間、魔力抑制装置は壊れた。
「俺達は、ここで死ぬわけには行かないんだよ。俺は、メグ助けないとだし」
王は腰を抜かしていたが話は続いている。
「小国エルナには、なんで魔法会支部が無いのかしら?絶対無いと行けないはずだけど」
王は、口が動いてはいるもののモゴモゴ言っているが聴き取れない。それもそのはずだ。魔法会支部は、絶対置かなければならない。
この世界では、魔法会がトップに君臨している。その下に王都王様である。その下が小国王様、その下が空気となっているが貴族が存在している。それより下が平民として区分される。
それを破った国、もしくはそれを協力した国にも魔力インフラの停止が出来る。
それが今現在該当している。王様は、もう先ほどまでの威勢の良い王はもう居ない。
「小国アルタに対して魔力インフラの停止を始めますね」
指を即座に鳴らして、小国アルタはたった今魔力設備を自分達で賄うことになった。
「2つ条件を満たしてくれるのならこれは解除します。1つ目は、小国エルナの民を1人残らずまたいた場所に戻すこと。2つ目は、エルナ9世の口から直接何故この行為をやったのか説明してもらいます。これ以上迷惑掛けないようにお願いしますね!」
「王様をレンに明け渡したくなかったからです。なのでアルタ9世に頼み込み、洗脳に長けた魔法使いと破格の条件で移り住むというもので民を釣りました」
あっさり自白したのだ。もう完全に虚ろな目で淡々と喋っている。それを許さなかったのは洗脳に長けた魔法使いだ。
ハイジャンプと聞こえて杖を取り出し「何から何までしゃべってじゃねぇよ!!ウォータースピアー」
それを手で魔弾1発で破壊するカレン。
相手はそんなことをやったのを見てすぐに引いたが、続けて「タイフーン」を唱え発動
それも魔弾で破壊。
彼女は諦めずに洗脳をしようとしたのだが「誰を洗脳するって?」
カレンのプレッシャーで動けなくなってその場に座り込んだ。
結局話し合いで、すぐさま出て行かせることで決まり魔力インフラを再開させた。
その後その魔法使いとアルタ11世、エルナ9世は王国をから追放処分となり、レンとの旅もここまでかと思えた。
それなのに俺も強くなって皆を守りたい。その為には、脅威を無くしたい。俺達と一緒に戦ってくれる。
そして今は戻りたくないそうだ。
そうして俺達の3人の旅は始まった。
「そういやさステータスってどんな感じなの?」
「俺はレベル35のフルマックス数値だよ。ステータスオープン」
すると、視界に半透明のウィンドウが表示された。
【名前】 レン
【種族】 人間
【年齢】 23
【職業】 冒険者
【レベル】 35
【称号】 なし
【攻撃力】 175
【防御力】 175
【魔力】 20000
【素早さ】 175
【魔法耐性】20%
【スキル】
スピナースキル
連続突き
投擲
乱れ突き
スキル
聖女の願い
基本魔法( レア魔法数種類以外)
生活魔法(全員に使える)
攻撃魔法(火魔法のみ)
回復魔法(才能なし)
防御魔法(才能あり)
「聖女の願いってなんだ?」
(これは俺達にしか使えないスキル。説明に関しては、長押してくれたら良いから。わからなかったらまた聞いて)
そうして俺達は、数日で小国アルタを後にした。
次は王都だ。どんな所か楽しみだなって思いつつ俺は旅を始めるのだった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
レンが加入しました。
これから王都に向けて色々展開できたらなって思っております。
頑張りますのでよろしくお願いします!!
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