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第179話 犯人とのご対面


 楽しんでいってください。


 小国エオリカに辿り着いて1日目の夜。

 あの後、他の像を見て回ったが特に変化はなく宿にやってきたのだ。

 ここに来てから、ずっと走り回っていた。その為か、全員ぶっ倒れるかのように寝落ちしたのだった。

 だが、その眠りは無理矢理な形で起きる羽目になったのだ。


 突然、像を上回る膨大な魔力が現れたと思いきや、パッと消えたのである。


「な、なんだ!?」


 寝ぼけながらびっくりして飛び起きる。左右の部屋に居たレンとマークも同じく飛び起きているみたいだ。特にマークの方から大きな音と共に、痛いなどの声が聞こえてきた。

 だが、マークがベッドから落ちたかもと考えると眠気が一気に覚めた。

 ロードは、3階の窓から飛び降り近くの屋根に着地する。そこからは、神速で全力疾走をかますが一足遅かったみたいだ。

 小国エオリカを飛び出し、辺り一面雪景色だというのに、反応があった場所だけ雪は溶け地面が焦げていた。


「遅かったな、お前ら」


「「いや、ロードが早かっただけだよ」」


 仲良く一斉に同じことを言い出す仲間たちを見て、笑ってしまった。


「そんなことよりも見てこれ!相当な魔力残滓が残ってる。相当強力な魔法陣が張られたみたいね」


 確かに、相当な魔力が使われていたのは分かるが、なんのためにこんなことをやったんだ。

 

「これもしかしてだけど、誘導されている…」


「誘導?え、わざわざ俺たちを!?」


 マークが驚くのも無理はない。その理由が分からないからだ。


 うん、上空からの殺気?


 瞬間的に避けれていたから良かったものの、当たってたらタダじゃ済まないレベルの魔弾だ。


「……チッ」


「何者だ、っておいミークル大丈夫か!?」


 ミークルは、おそらくここに来る際フードを被ったアイツとかち合ったんだ。その際、負けたんだろう。

 俺たちが手を出せばミークルを殺すとでも言わんばかりに、こっちに向けてきやがって。


「ここは引いて大人しくこの国から出ていけ!」


「誰かも分からないやつに指図される覚えはねぇな」


「いや待って、私とロードとレンはアイツに会ったことがある。そうでしょ、洗脳魔法使いさん」


 ロードとレンは、はぁ!?と言いたくなるのをグッと抑えている感じだった。


「魔力で気づかれたか。えぇそうよ、小国アルタであなたに無様に負けたマインドよ」


 マークとライカは、誰だって顔していたが、それは後で教えるとして。それより気になることがある。


「おい、エルナ王はどうした?あの一族もろとも追放されたはずだ」


「え、殺したけど。計画は失敗したんだしこちらから切り捨てただけよ」


 おそらくこの女は、小国エオリカの民で間違いないだろう。ただ、問題がある。それは、コイツはここでも同じように洗脳をしているはずだと。

 それなら、コイツは自分が犯人ではなく俺たちが犯人にしたてあげることが可能だ。 

 だが、それをコイツは言うことが出来ない。


 なぜなら、俺たちが攻撃を仕掛けてこないからだ。


 仕掛けてたことによって信憑性が上がるのだ。洗脳が効きづらい奴らもそれで黙らすことが可能だからである。


「どうしたの?取り返したくないの。このおんあを殺してもいいんだな!」


「いい気にならないで、マイン。私があなたを止める。ウィング・ショット」


 思い切り、溝に風の衝撃が入る。それよりミークルは今なんて言った。

 マインと言わなかったか!?





 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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