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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第18章 ドワーフ族と魔王軍幹部キンの罠
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第173話 魔王軍キンと謎の結界


 楽しんでいってください。


 マークが急に飛び出てた。それは嫌な予感がしたからである。

 その予感は見事的急する。


「久しぶりじゃ、マーク」


 結界の外には、1人の魔物が立っていた。大剣を携え、筋肉質のおじいちゃん魔物。

 

 魔王軍幹部キンである。


「なんで貴様がここにいる!」


「ドワーフの工房からちょっと拝借しようとしただけさ。メンテ道具をな」


 本当にそれだけか?わざわざ奴がそんなことの為だけに来るとは思えない。

 そして何より、タイミングが良すぎる。ロードが居ないこのタイミングでわざわざ狙いに来てる時点で、コイツわかってやりやがったな。

 

「ロードが居ないタイミングで来るなんてな」


「奴らはまだまだ帰ってこんぞ。せっかくドワーフ絶滅に追い込んでやろうと思ってたのによ、わざわざお主らが突っ込みよってからに」


 この疫病騒ぎ、魔物に攻撃させたのか。でもコイツらはほとんど家から出てこない。

 それなのにどうやって疫病を流行らせた。

 ルフから感染ならわかるが、あの子は元気ではないが熱なんか出してなかった。

 

「魔法使いから感染させたのか?」


「疫病の話ね。雪の影響で雪かきせざるを得ないから出て来たところを、この子に刺してもらったんじゃ。魔法使いは後から感染したんじゃないかな」


 キンの横から白い大蛇が現れたのだ。奴は、毒蛇である。症状は至ってシンプル。熱、吐き気、嘔吐である。

 

「アイツは私がやるから好きに暴れなよ」


 周りの家から何事かと、ドワーフ族が出てくる。奴が疫病騒ぎの元凶とわかると武器を取るものもいた。

 

「辞めなさい!無駄に怪我人増やされると迷惑」


 口々に文句が出るが、それに耳を傾ける時間は一切ない。


「「神速」」


「お、やる気か!あの時とは全然違うぞ。一刀」


 衝撃で雪が宙を舞う。何度も何度も当て合いぶつかっていく。

 まだ10回そこそこしかぶつかり合ってないのに、これ以上ここでやると村の結界が持たない。

 奴を吹き飛ばさない限り、ここで戦うことになってしまう。


 マーク、苦戦してるわね。村から離れさせたい見ただけど、相当難しいわよ。

 まぁ、方法はいくつかあるけどうまくいくかしら。


「毒ばりばっかうざいんだけど。インフェルノ」


 勢いよく燃える毒蛇。奴には勝ち目なんてないのだ。高火力火魔法を浴びせられて、自慢の白い体も焦げて隙をついての攻撃なんて無理なのだ。

 相手が物凄く悪い。その一言でオチが付く。

 そして大蛇は、消滅したのだった。


「大斬撃」



「大斬撃か。甘ったるい攻撃しよってからに」


 なんていうスタートダッシュ!?地面がめり込んでやがる。その衝撃は、凄まじいものだ。

 大斬撃の体勢では、耐えられない。


「マーク!?」


 マークは、村の防御結界の力で、中に入ることもできず結界に押し当てられた。

 完全に今のマークでは勝てる相手ではなかった。

 キンは飛び上がる。


「このまま村ごと沈めてやる。避けたら村に被害が及ぶし、受け止めようとしたら受け止められずに死ぬ。どっちがいいか選ぶんじゃな」


 離れていたカレンでは、届かなかった。


 だが、キンの刃は村にもマークにも届きはしなかったのだ。


「防御結界だと!!?」


 マークの大剣は、防御結界の要として完璧に防いでいたのであった。


「おー発動したかぁ。無事成功じゃ」


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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