第14話 国の現状と旅立ち
楽しんでいってください
「え、なんだこれ...」
「1人も居ない?」
俺も彼も驚いていた。彼は我を忘れて友達や軍の部下達を叫ぶ声が響き渡る。
俺達も街中を散策していると違和感を感じたことがある。それは妙に綺麗にして家から離れていることである。
俺達はてっきり、魔物達に襲われて亡霊騎士が彷徨ってるのかと思っていたのだ。
それがどうだこれ?これは事前にこうなることを知っていたなら出来るやつだ。
もしかして彼は嵌められた?何故嵌められる要因があるのだ?そんなことを思いながら俺は歩き進めたのだった。
「ロード、ここからすぐに離れた方が良い。洗脳を解いてるのは相手にも分かってる。何をしでかすか分からない」
「そうだな、とりあえずあいつを連れて行かないと。また洗脳掛けられるぞ」
そう言って彼を無理矢理連れ出して、小国エルナから抜け出したのだった。
後から知ることになるのだが私達が離れた直後転移で偵察班が来ていたらしい。
「落ち着いたか?」
「落ち着けるわけないだろ。これをやったは国王様なのか?」
「ねぇ聞きたいことがあるんだけど?なんか胡散臭そうな魔法使い居なかった?」
「胡散臭そうな魔法使いかは知らないが、確かに居た。黒いローブを着ていた女性だ。確かにそいつは国王様のお気に入りだった」
彼は自身は複雑な心境だっただろう。なんせ軍のトップに居た彼をここまで落とした人物、どんなやつなのか?
「そういや名前聞いてなかったな。俺はロード」
「俺はレンだ」
「私はカレンよ」
レンは驚いていた。名前を聞いた瞬間俺が魔王と戦ったことがあること、魔法会トップの名前であることを気がついたのだ。
「俺はこんな人達と一時的に行動することになるのかよ。よろしく!!」
「よろしく」
俺達はとりあえず目的地に向かって歩き出した。俺達は案外息が合う。魔物を倒す時のコンビネーションは、流石だ。やっぱり騎士団長として働いていた分よくチームを見ている。
カレンも同じく思っていたと後から聞いた。
それからだった。疑問に思ったことがある。何故レンは、洗脳を受けた?こんなにも強くて、頼り甲斐があるのに...
俺はそんなことをずっと考えて夜は耽っていた。
(テントから出て来れる?ロード)
(良いけど)
「どうしたの?」
「レンについてなんだけど」
「やっぱり気になってのか」
レンのことはやはりカレンも気になっていたのか。俺達はその後、夜の間中ずっと話していた。
そこで結論が出たことがある。
レンは、何者かに洗脳。小国エルナにとってなくてはならない存在だった。カリスマ性を持ち合わせていたレンを妬むのは誰だ?ここで浮上するのが国王。
何故なら小国ではたまにではあるが、平民が国王になることがある。その理由がカリスマ性、誰からも信頼される人間、観察力の高さ、国民から愛される人物なのである。
それを妬んだ者の犯行か?
そのような結論が出てお開きとなった。
まぁいずれにせよ小国アルタに行けば何か分かるだろう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ちょっとした疑問に思ったことをロード達が話してる様子を書きました。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!




