第168話 煌雪山①
楽しんでいってください。
カレンは、煌雪山の話をする為ギルドに来ていた。
「すみませんーギルド長って今いらしゃいますか?」
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「魔法会トップのカレンです」
彼女は、名前を聞いてか慌てたように、頭を深く下げギルド長を呼びに走っていってしまった。
「申し訳ございません、うちのスタッフがほんと」
「別に構わないから、煌雪山の魔物退治ってクエストにならないかな?」
すぐに了承してくれた為、カレンはギルドを後にしつつみんなと合流した。
その後は、準備しつつまた銭湯に行くのであった。
翌朝、ロード達はあさはやくから煌雪山の登山口まで来ていた。
ここから、魔力感知しなくても分かるぐらい相当な魔物がいる。
登山道に入った瞬間飛び出してくる魔物たち、迸った眼はなんとも狂気的だ。
麓近くにいるのは、弱い魔物ばかり、一撃で沈んでいく。そんなことをしながら歩き始めて30分、弱い魔物たちは居るのだが、出てくるのを辞めた。
今飛び出しても、どうせ死ぬのが分かりきっていると弱いなりに考えたのだろう。
それか、今俺たちが歩いている道はもう奴らのテリトリーの範囲外なのかもしれない。
「相当いたね。100匹は軽く倒したんじゃない?」
「手応えがねぇな、弱い奴は。俺の大剣が暴れたいって言ってるぜ」
「それは今から、暴れるんだから別に問題ないだろ」
そんなことを言い合いながら、険しくなり始めている登山道を歩いていく。
雪道で歩きづらい中、颯爽と飛び出てくる四足歩行魔物の御一行を、一斉に斬りかかって対処に当たる。
カレンの魔法は、もしものために取っておいてもらっているため、カレンは護衛としての最終防衛ラインとして機能してもらっている。
最初が、最低ランクからCランクだとすると今は、中間に位置するBランクが飛びかかってきている。
相手にもならないが、飛び出てきた以上相手にはしている。
まぁ、ロードだけは逃げていく魔物たちを相手にする羽目になってしまっている。
歩き出して数時間、ようやく中間に辿り着いた。なぜそこが中間地点というと、大きめな広場が広がっており古めかしい看板が立っていたからだ。
そこで休憩したいが、出来そうにもなかった。
魔物が鎮座しているのだ。しかもそれは、俺ら自身だった。
「あれは、自分を襲ってそいつに成り代わろうとする奴らだよ」
ロードが、飛び出して行った。先手必勝と言わんばかりに自分自身を、狙いに行った。
結果は、座っている状態のロードαに止められていた。
「ソード・インパクト」
αは、次の瞬間耐えきれず消滅した。ロードに、マジかぁ……って顔を見つめる姿がそこには、あった。
他の仲間たちも、一斉に飛び出し一撃で仕留めて帰ってきていて残りは、リーナだけだった。
だが、リーナが勝てる相手ではないのぐらい全員分かり切っていた。
その為、ロードが消滅させたのであった。
「ここに結界張るわね」
そうして皆んなで、テキパキと食事の準備をしつつご飯を食べるのでていく。
リーナは、少し元気がなさげだった為、少しテントで休ませることになったのであった。
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