第165話 主にサンドされるって痛いだろうな
楽しんでいってください。
何が起こった!?雪のおかげでダメージはほとんどない。
「皆んな、大丈夫か?」
「「大丈夫」」
皆んなの生存確認は、無事出来た。問題は、目の前のコイツである。
鼻息を荒々しくしながら、ドンと構えまたその魔物は白くて大きいウルフだった。
レア種なのか主みたいなものなのか、俺では判別できずに座り込んでしまっていた。
「何やっての、立ってほら」
カレンに急かさらながら、立ち上がる。コイツは、いつでもかかって来いと言わんばかりの顔で、戦闘態勢に移行している。
「コイツなんなんだ?」
「見た目そのまんまだよ。ホワイトウルフ(主)だよ」
めっちゃそのままの名前が飛んできて驚いている。そんな中、開幕しますと言わんばかりに火を吹き出してきた。
すぐさま、ちりじりに避けていく。武器を構え「竜斬撃」を放つ。
火と斬撃が空中で、一歩も引かず競り合っている。そのまま斬撃を、後押しするかのように「大斬撃・縦」を放った。
すぐさま攻撃を止め、瞬間的に俺たちの前に現れる。俺とマークを前足を使って、俺たちに押し当てサンドしたのだ。
「ああああああああああ!!」
「ばっかじゃねぇの!?痛い痛い痛いたいたい」
「2人とも、ライトニングダブルクロー」
俺たちをサンドしたまま、後ろ足だけで上空に飛んだのだ。コイツは……!
「投擲・インフェ」
「いや、待て待て待て。ロードたちに当たるわよ」
今は、そんなことで揉めてる時間なんてないだろって言いたいけど、押しつぶされそうで言えそうにない。
「私に任せておいて。アイツを上空から落とす。ハイ・ジャンプ、加速式斬撃の雨」
俺たちまで。衝撃すごいんだけど。でも攻撃が効いているのか、急速に落下を始めていき俺たちも無事解放された。
だが、先ほどの一撃でマークは気絶していて、どうにでもならない状況。
俺も、足やら腕やら折れてる可能性が高すぎてどうにも出来ないのが現状。
マークだけでも、なんとかした上げたいのに体が言うこと聞かない。
「レン!イフリート頼む」
「行けイフリート!」
凄い勢いのまま即座に俺たちは掴まれ、俺たちは踏み潰されることなく降りてこれた。
「カレン!結界張ってマークを頼む」
「待って!あなたの怪我も相当よ。アイツならあの2人だけで大丈夫だから、回復させて」
アイツはもう落ちてきそうだ。レンはアイツの真下にいる。
「イフリート戻って来い」
イフリートは、言葉に反応し吸収されていき槍全域に魔力が駆け巡ってるのがわかる。
槍の先から魔法陣が現れる。それを上空に向けて槍を突き立てた。
「火の光線」
落ちてくるウルフのお腹辺りから、レーザーは貫かれ奴は消滅したのだった。
そうして俺たちは、辛くも勝利した。
俺とマークの怪我もあり今日はそのまま、ここが俺たちの泊まる場所となり、カレンが結界を張りつつ自然の修復作業を終わらせ、俺は少し眠るのだった。
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