第154話 目覚めと意外な人物
楽しんでいってください。
16章開始です
ロードが目覚めたのは、あの戦いの後から2週間。
東門小国ランダー、ここ2週間はいつもとは違った喧騒を見せていた。
それは、膨大な魔力を持った魔物の襲来。魔王軍幹部に魔王が現れたのが原因である。
「ここ、どこだ……」
「あら、お目覚めのようね。ここはランダーにある宿屋の一室よ」
ロードは、ぼやきった頭をフル回転させながら状況をなんとなくだが理解した。
俺の横に座っているのは、仲間でもなく魔法会旧トップであり、カレンの母親でもあるアンがその場にいたことに少し疑問を持った。
「みんなは、大丈夫か?」
「えぇ、心配しないで。あなたはだいぶ無茶した。その代償は大きものになってる。そのために」
言葉を遮って、ドアが勢いよく開く。
「「ロード!!」」
仲間達がすごい勢いで、部屋に入ってきた。
みんな、嬉しそうな顔で俺をみている。相当嬉しかったのか、みんな泣いていた。
その中で、マークとライカは服からはみ出るレベルで傷が残っていることに気が付いた。
「心配かけたな。マーク、ライカ、その傷本当に申し訳ない」
「気にすんなよ。これぐらい全然いい!俺たちは魔王に勝つんだ。できた傷なんて、証みたいでかっこいいじゃねぇかよ」
「そうだよ、ロード!これぐらい冒険者なんだからいっぱい付くよ。あったほうが歴戦の冒険者みたいじゃん!!」
2人のその明るさは、今の俺にとっては明るく光を浴びている感じだった。
「話の途中悪いけどロード、貴方はこれから1ヶ月国外に出ることを禁止します。そのため冒険者としての活動を制限させてもらいます」
その重たく冷たい声が部屋に響いた。
みんなからは批判があったが、この状況で起き上がれない俺は、納得している。
そして禁止事項を破った場合は、王都、小国、村に入ることを完全禁止になると聞いてより批判が上がったが、みんなの言い分は全て一蹴された。
カレン―何も問題なし。
レン―魔力が殆ど練れない状況。1ヶ月は無理だろうと言われている。
マーク―何も問題なし。
ライカ―出血多量により少し全快にはまだなっていない。
重症なのは、俺とレンらしい。レンも命をかけた大技を放ったんだ。
あれは本当に感謝している。
「はい、出て行った出て行った。ロードが寝れないでしょ!瀕死の状態からここまで持っていたの大変だったの覚えてるでしょ」
嵐の様にきだと思えば、またすごく静かな時間が流れ始めた。
また少し眠たくなり、今度はゆっくりと眠りにつくのだった。
その日の夜。
俺の部屋の扉を叩く音で目を覚ました。
「開いてるよ」
「よぅ。元気か、ロード」
俺は飛び起きそうになるぐらい驚いた。そこにいたのは、じいちゃんだった。
「!?」
「そう、驚かんでもええわい。安静にしとけ」
「驚かないほうが無理あるよ。どうしたの!?」
「いや、ロードがボロボロだって聞いてよ。アンに連れてきてもらったんだよ。今日は、ロードの話聞かせてもらうぞ」
そう言いながら、大瓶を取り出して1人おっ始めたのであった。
いや、じいちゃん。俺大怪我してんだけどなぁ。
まぁいいか。
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