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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
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第151話 罠と突破


 楽しんで行ってください。


 後、あいつの寿命残り60分か。30分の間にカレンとミヤ以外は全員倒されたのか。

 あちこちに目を向けるが、酷い惨状が見えるばかりだ。

 

 俺の作った時間は、やつに多大なるダメージを与えているが、その代償は大きものだと実感させられた。

 

 ふぅー。アイツは、先ほど腕を斬られたことで警戒心が高まっている。

 この状況で、俺に攻撃してくることはないだろう。斬られたという恐怖は、そう簡単には拭えない。

 どうしても少しばかり考えが出てくるものだからだ。攻撃するなら、カレンかミヤの2択だろう。


 結果、ミヤに向かって攻撃が飛んできた。警戒していて大正解だった。一閃を繰り出し攻撃を亡き者にした。


「狙うなら、コイツらだよなぁ」


「「チッ。今のおまえを狙うより、コイツら狙った方が勝率が上がると思ったのになぁ」」


 狙い変わったな。俺だな。


「一閃」


「雷拳」


 痛いなぁ。剣から、全身に雷が伝わってくる。まぁ、もう受けすぎて痛いだけで、痺れとか一切感じなくなったけどな。

 

「はぁぁぁっ!!」


 雷拳を破った。拳からは血が流れている。だが、あの感覚、まだ傷が浅いな。

 斬られる直前に、氷で守ったか。両方ともで魔法出せるのか。


「アイス・エッジ」


 近距離での中遠距離魔法かよ。受けとめたら凍傷での損傷、避けたら雷での攻撃が来るってわけか。

 それでも攻撃が出来ないこの状態で出来ることは一つ。


「神速」


「雷」


 間一髪だった。なんとか当たらずに結界は守られたが、奴は相当焦っている。

 もうなりふり構わず攻撃してくる感じがある。

 融合が解けない状態になって、死ぬまで1時間切っている。その状況で、そこまで冷静に対応しようとしている様子がない。

 俺が倒れていた間は知らないが、今はただ焦っていている。

 そこを突いて攻撃出来たらいいのだが、あまり効果はない。自分のペースに持ち込もうとしているようだが、それも上手くいかず苛立っている。

 こっちも自分のペースに持ち込めたらいいのだが、それも上手くいかず四苦八苦している。


 はぁ……さてどうしたかものかねぇ。このままでは、一向に勝負が平行線を辿る一方だ。そのまま時間が減ってコイツは死んで、勝負には負け試合には勝ったっていう感じで嫌だ。

 後残り約50分。どうにかして、有効打見つけないと。


「アイス・ニードル」


 さっきから魔法は中遠距離魔法しか使ってこなくなってるし、これで俺の立ち位置を少なくしているのはわかるが、アイツ諦めてるわけではないよなぁ。

 


「加速式・極力一閃」


結晶盾(クリスタルシールド)


 マジかよ……!?もう貫くしか道が残ってねぇ。今からでも神速式に変えられねぇよな。

 

「インフェルノ」


闇の刃(ダークエッジ)


 よっしゃ壊れた。ありがたい。


「いっけぇーー!!」


 奴のニヤリと笑った表情が見えた。その瞬間、これが罠だったことに初めて気がついた。


雷砲(サンダーキャノン)


「神速式・ソード・インパクト!!」


 痛みが全身に即座に走りわたる。正直言って今すぐにでも倒れ込む勢いだ。だが、それでも俺は勝ちたいんだ。

 負けたくないし時間切れで勝ちたくもない。

 ただ、コイツを倒して魔王に一歩でも近いづいて超えたいし魔王に勝ちたいって心から思ってんだぁー!!

 こんな所で負けるわけにはいかねぇんだーーー!!


「神速式・極力一閃!!」


 俺は、斬った。ただまだ終わってないのはわかってる。だが、その場に力尽きて倒れ込んだ。

 傷が開き痛みが全身に伝わってくる。立たなきゃいけないのは、百も承知だ。だが、立つ力さえ残っていないのが現状だ。


 奴は、声にもならない状態で倒れ込んでいる。今頃、奴は裂けるような激しい痛みを心の底から味わっていると思うと、なんとか立てそうな気がしてくるようだった。

 





 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 こちらは、新しい魔法などの解説文考えなきゃ行けないぁと思っていますが、なかなか筆が乗らない状況が続いています。

 多分、解説だけで一本にする可能性が高いと思っています。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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