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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
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第147話 サフィーの一撃


 楽しんでいってください。


 ロードと呼ばれていた男が倒れた。だが、それは単なる時間稼ぎでしかなかったのだ。

 倒れたロードに目線をやっていて、動く影に気がついたのだ。正面を向くと、仲間たちと幹部が一斉に飛びかかってきていた。

 倒れてた付近には、ポーションの瓶が転がっている。昔、人間に化けて見たことある瓶だった。

 

 これは、時間稼ぎだったとたった今理解したのだ。10分にも及ぶ戦闘、これほどまでの失態なんてしたことなかったのにと後悔。その文字が頭の中でぐるぐると回っていた。


「ロードが稼いだこの時間、次は私たちの番だ!!」


「「おぉーーーー!!」」


 幹部も「おぉーーーー!!」だなんて、不愉快極まりない。所詮は、5人いても2人の私たちを倒せなかった弱者風情が!!

 

 狙うは、ロードの息の根を止める。そうすれば、一気に士気は下がり簡単に殺せる。

 あぁーー、魔力の質が一気に上がる。テンション上がってきた!!


「サンダースネーク、アイスベア」


 コイツらは、複数体を同時に出し足止めにはもってこいだ。速攻で殺す!!

 雷の剣を作り出し、一気に走り抜ける。

 

「はーいそこまで。黒薔薇」


「正拳」


 やはり黒薔薇は……。それにもう一つの衝撃、今まで感じたことがないレベル。

 どうなってんだアイツら?スネークにベアを作り出した時は、飛びかかろうとしてたじゃねぇか。

 なんで、ロードの前に立ってやがる。


「驚いた表情をしているね。アレは、影分身よ」


 あれがか。いや、我が魔力の塊と人間と魔物を間違えるわけない。断じてあってはならないのよ。

 我が、ロードを殺しに来るとわかっていたのか。

 ちょっと待て、アイツらの後ろにいるロード。ポーションの瓶が大量に落ちてるの。

 あの短時間の内にどれだけ掛けたんだ?いや考えなくてもわかるはずだ。影分身を使った。それが答えね。

 それより、ロードが起きるまでに結構な時間を要するはずだ。それなら、これっきりではないはず。いくらだってコイツらを相手しながら、殺せるチャンスはくるはずだ。


「「雹雷豪雹(ひょうらいごうひょう)」」」


「インフェルノ」


 なんだと……!?先ほど、レンと言ったかあの男が見せた何倍もの威力だと。どっから、その力が湧いて出るんだよ。さっきまで、ボロボロで死にかけ同然だったじゃねぇかよ。

 

「残念だったね。ライトニング」


「黒薔薇」


 そんなの簡単に避けれるわ!!


「そんなあなたにプレゼントです。神速式・二刀一閃双剣雷閃(らいせん)


 背中から斬られた。全く気配しなかった。なんでだよ、どうなってるのよ気持ち悪い。まるでアンデッドの最上位を相手してるみたい。

 

 避けられない。


「がぁぁぁぁっ!」


 我がまた倒れ込むなんて。出血が止まらない。どれだけ深く刺さったんだ。魔力が練られない。痛い。

 

「速走槍」


 声すら出せなかった。もう痛いとかの次元超えてるよ。なに今の。この姿でも、2人別の状態でも見たことないよ。

 なんなんだよ今の。なんで我が知らない技があるんだよ。数百年だぞ。そんだけの付き合いがあってなんで知らない技が出てくるんだよ。

 なんで使ってこなかったんだよ。勝ててなかったのに舐めていたのかよ、あー腹たつ。マジでなんなんだよ、クソがーー!!。

 

 次の瞬間、ラングが持った状態のまま抜き取った。ラングも何が起こったのかわからない顔をしていた。

 すぐさま、起き上がりラングを槍から強引的に無理矢理手放させる。


 ラングは、地面に叩きつけられた。


 その反動で、ラングは飛び跳ねていた。そこを心臓目掛けて突き刺したのであった。

 

「ラングーーーーーー!!」


 ソウのけたたましい叫び声が響きわたっていた。そんな中我は、こう呟いていたのだった。


「2人目」



 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 ロードが倒れて「2人目」発言まで大体5分間の出来事。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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