表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
178/352

第144話 猛攻撃と覚悟


 楽しんでいってください。


「姉さんーーーーー!!邪魔なんだよどけ!!」


「行かせるわけねぇだろ。一頭突き・インフェルノ」


「貫突き」


 間一髪で避けられた!?でもまだ攻撃はこれだけじゃないんだよなぁ。


「はぁぁぁっ!一刀両断」


「一撃の太刀」


 あれはなんだ??氷の盾?分厚すぎる盾がそれぞれの攻撃防いでいた。

 そのまま、アイス・カプセルで閉じ込めやがった。あの状況下で、ここまでの判断がすぐさま出来るのか。

 やっぱアイツ、化け物すぎる。

 どう考えても、姉のサリーが斬られたことによって怒り、パニック状態だったはずなのに……。って足が動かない。


「足が凍らされちまってる。ラング、動けるか?」


「この状況で動けるわけねぇだろ。下半身完全に凍らされた」


 いつの間にここまでのことやったんだよ。ってヤバい。アイツがこのままじゃロードの所行っちまう。

 今のロードが動けるわけない。神速式の反動は激痛という言葉では、言い表せない程の痛みがある。そして雷に触れたことによるダメージも加わってるんだ。


「おまえらロード頼む。火の体(ヒートボディー)


 この魔法は、全ての体の部位から火が出せる魔法だ。これで一気に氷を溶かす。


「ライトニング」


闇の槍(ダークスピアー)


「アイス・バード」


 光、闇、氷の魔法が一斉にぶつかる。その衝撃は、ロードには被害があった。   

 サリーは、アイスドームで免れていた。


「「はぁぁぁっ!」」


 ライカ、ソウの双剣組の攻撃ですら、完璧に防がれた挙句、アイスハンドで凍ってしまった。

 

「イフリート来い!!」

 

 イフリートは、勢いよく飛び出してきた。槍を携え雄叫びを上げ飛び込んでいく。


氷の監獄(アイスプリズン)


 その攻撃をもろともせず、ぶち壊しながら向かっていた。避けようとするのは目に見えている。


投擲(グングニル)・インフェルノ」


 氷が溶けた今なら、全力で投げられる。これでも食いやがれと言わんばかりに投げていく。

 俺は知っている。サイレント・ライトニングの存在があることを。

 グサっと斜めに突き刺さる。そして、全ての攻撃を一身に受けたことにより、その場に倒れ込んだ。

 カレンと俺はみんなの手当てをしている最中、ミヤ、ラングは奴らを拘束しようと、駆け寄っていた。

 でも、俺はこれで終わるわけがないと思ってしまったのだ。何か嫌な予感がする。その不安は、次第に確信に変わっていく出来事が起きた。

 それは、駆け寄った2人が思いっきり吹き飛んできたのだ。


「お、おい!?大丈夫か?」


「アイツらから全力で離れろ!!このままじゃ全員凍って終わるぞ」


 確かに、2人の魔力が高まりまくってるのはビンビン感じている。

 正直に言って怖い。この一言に尽きるレベルで怖い。ここまでの魔力、中々お目にかかれないレベルだ。

 そして何よりこの魔力、魔法使い達じゃなくてもすぐに気づけるレベルでもある。

 槍を構えながら、魔力用のポーションを飲む。なんとか全開まで持って行けたが、正直言ってこの魔力量でどうにかなるのかわからない。

 全員凍って終わる……。それを阻止出来るのは、この場では俺とカレンとミヤだけだろう。

 誰か1人の犠牲で全滅エンドを免れるなら俺が適任だ。だって俺は、魔法会火魔法代表レンだ。

 俺がアイツら含めて守ってやる。共闘宣言が出てんだ。当たり前だよなぁ。

 

「ロード大丈夫か?」


「当たり前だ。後は任せろ」


 ロードは、薄々感じ取っていた。目を覚ました瞬間から、ラングたちが吹っ飛んできており、あの発言。

 それを聞いてからか、レンは覚悟を決めたかのようにポーションを飲んでいたのが決め手となった。


(皆さん聞いてください。ミヤです。あの2人は今から融合します。そしてその最初の一撃は、氷の世界(アイス・ワールド)です。その攻撃を防げたのは、魔王様のみです)


(今は、なんでテレパシー使えるのかは聞かないでおいてやる

。レンなら大丈夫だ。レンは強いからな)


(ありがとうございます。その融合には弱点があるんです。90分以上連続での融合で自然消滅します)


(そしたら、90分間戦い続ければいいのか?)


(奴らは、解除可能なんです。融合して融合解いての繰り返しで90分はリセットされていきます。それをさせない秘策があります。失敗したら全員死ぬだけです)


 ミヤは俺だけにこの事を伝えた。正直、この事を伝えたら動揺が走る。

 だからこそ必要最低限に俺だけ伝えたのだろう。一発限りのギャンブルかぁ。燃えてくるじゃねかよ。


「全員よく聞け!勝つぞ!!」


「「おーーーーー」」


「「盛り上がってる所悪いけど、ここで潰す。さぁ本番はこれからだよ」」


 


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 ここで小話を一つ。

 このお話は、この作品を書く前から考えられていた話の一つで、本来であれば5章までに全メンバー揃って6章この話の予定だった話なんですよね。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ