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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
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143話 共闘と多大なる一撃


 楽しんでいってください。

 

漆黒の弾丸(ダークバレット)


 その瞬間俺たちを囲んでいたサンダーウルフ達は消えていった。

 そして何よりその声は聞き覚えがあった。


「ミヤ!!なんであんたらがここに……」


「助けてもらっておいてその言い草は何かしら」


 別の意味で戦闘が勃発しそうな勢いの2人。お互いに睨み合っていた。

 

「なんであなたたちがそっちの味方してんのよ。普通に考ええて攻撃する側でしょ!」


「それは、死にゆくサリーとニックには関係ないでしょ」


 一気に魔力量が跳ね上がるサリーとニック。電撃攻撃がアイツらの方に飛んでいく。それを後追いするかのように、氷の援護が飛んでいった。


 一気に始まる戦闘。俺たちは置いてけぼりを喰う。


 バチバチに始まった中心いる俺たち。幹部と雷と氷の魔物の戦い、俺たちが見たことない幹部がそこにはいた。


「何勝手に始めてんだよ。幹部ども引っ込んでやがれ!俺たちとアイツらとの戦いなんだよ」


「俺たちは止まらなぞ。止めてもいいが、その時はお前たちが死ぬだけだからな」


 ラングの一言は俺たちにブレーキをかけた。確かにそうだ。今の俺たちがアイツらと戦いながら、サリーとニックの相手は無理がある。

 

 それぞれが攻撃している間を通り抜け、俺たちもこの戦いに参戦したのだ。

 サリーとニックの始末を最優先として戦い始めたのだった。


「大人しくしとけば良いものを。そうだよね、姉さん」


「まぁいいじゃない。どうせどちらとも殺すんだし」


 彼女らの余裕ぶっこいたその言動は、怒りという感情にもってこいのガソリンだった。

 サリーの方は、俺、カレン、ライカ、ミヤ、ソウ。

 ニックの方は、レン、マーク、ラング、大剣使いの筋肉爺さんが相手をしていた。

 サリーの攻撃は電撃での攻撃がメイン、その尋常じゃない速さの雷を自在に操ってくため、カレン、ミヤの同時に的確に魔法を放って対処している状態だ。

 それをうざっと言いたげな表情の中、俺たちの攻撃を全て躱しきっていた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…当たらねぇ」


「僕が思うに、あなた達が遅すぎるのがいけないと思うけど」


「はぁ!?私には言ってもいいけどロードにも言うなんて許さないわよ」


「あなた達何喧嘩してるの!!今は協力して戦いなさい」


 ソウの言ってるのも一理ある。コイツらよりも俺たちは圧倒的に遅い。それは、正直に言って仕方ない面でもある。


 元々俺たち人間と魔物では、根本的に違うのだから。


 だが、このままではお互いに消耗しあって負けるのが目に見えている。

 本当はやりたくないという気持ちが勝っている。でもこの状況を打開するにはこれしかないと思う。


「ミヤ、共闘しよう」


「……」


「鳩が豆鉄砲を食ったような表情するなよな」


「そうですわね。こんな所で負けるなんて真っ平ごめんですわ」


 俺は、徐に走り出した。何か考えのことがあってのことではない。ただ、考えるよりも先に体が走り出していた。

 それを汲み取って、ミヤが後ろから援護射撃を開始した。サリーにとって危険度からしたら、ミヤである。俺なんか眼中にもないはずだ。

 ミヤからの攻撃、サリーは必ず避けていた。雷は、光と闇に弱い。

 それとも、ミヤの闇魔法と雷魔法は両者ともにダメージがいく。そんな考えも出来るであろう。

 この場に置いて真っ先に消したいがダメージを喰らいたくない相手は、サリーにとってはカレン、ミヤになるのだろう。

 それは、氷魔法を使うニックも同じだろう。少し違う点があるとすれば、それは火魔法の使い手であるレンが加わる。


「サンダーストライク」


 真正面から闇魔法に構わず飛び込んできた。とてつもなく痛そうなのが顔に出ている。

 次の瞬間、結界を突き破りサリーの拳が俺に届きそうになる。


「神速式・極力一閃」


 紙一重とはまさにこのような状況のことを言うのではなかろうか。俺に一撃が届く前にサリーの体に多大なるダメージを与えたからだ。

 反動のダメージと斬った時の電撃をモロに喰らったが、この攻撃は今の俺たちにとって最高の一撃となったのだった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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