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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
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第142話 躍進と後戻り


 楽しんでいってください。


「加速式・極力一閃」


 無理矢理ではあったが、アイス・バードごと雷使いに切り掛かった。

 アイス・バードを躊躇わず斬ったために当たる直前で避けられた。

 無理もない。威力が殺され通常の極力一閃よりも遅いスピードになっていたためダメだったのだから。


「雷」


 結界で防げてはいたが、それに一切反応出来なかった。


「これにすら反応出来ないなんて、ほんとうにアルタを倒したなんて信じられないわ」


「そうかよ…そう思うんだったらそう思っておけ!後悔させてやるよ」


 神速。奴の首元に向かって斬りかかる。斬った奴はモヤっと消えていく。その瞬間、電撃が結界に流れていった。

 指が鳴る音が響き渡る。その瞬間結界を壊そうとするかのように、あらゆる方向から電撃が放射された。


「はぁぁぁっ!加速式二刀一閃・双剣雷閃(らいせん)


 急に現れたと思いきや、複数の電撃の斬ったのであった。ライカは、息を早くしていた。おそらく相当無理してこの一撃を喰らわしてくれたのだろう。

 

「あら、もう1人いたわね。興味なくて無視してたわ」


「二刀ニ閃・閃光二閃」


 速い!名前に劣らず本当に速かった。決まる瞬間「遅いんだよ」と聞こえた気がした。


「サイレントライトニング」


 後ろからライトニングが突き刺さる。そのままライカの技も決まった。


「姉さんーーー!!芯の底からテメら凍やがれ!!アイスドーム・カプセル」


 即座に俺たちのいた所にドームが生成される。


「みんな、なりふり構わず走れぇぇ!!」


 ただその言葉に抗ったのが2人居た。


「「ダブルインフェルノ!!」」


 ものすごい爆風とともに炎上する。それでも氷は止まらない所が見えた。

 地面から氷の足枷に、見渡す限りに俺、カレン、レンの3人が捕まっているのである。

 そこから一気に地面から俺たち1人1人をカプセル状の檻に閉じ込めたのであった。

 そしてそれは、動き出す。俺たち3人は近くに集められる。そうしてそこからドームが生成されたのであった。


 結界もほぼ機能していない。ただただ寒い。


「今すぐ助けてやるかな!!影分身。加速式・一刀両断」


氷柱(アイスィクル)


 一斉に発射されていく氷柱に分身たちは消えていった。

 ただ、本体は男の前にそれでもその技を維持したまま向かってきていた。


「はぁぁぁっ!!舐めるんじゃねぇぞーー」


 その攻撃は避けられたのだ。その男は、次なる一手を出そうとしていた。

 

「二刀一閃・極力一閃」


「ガハッ!あぁマジか……」


 その瞬間、氷が弱まる。その隙に脱出を図り生還したのだった。

 マークが気を引いてライカの奇襲攻撃。よく出来たコンビネーション技だと感心した。


 そんな和気藹々な雰囲気が続くわけがない。

 

「サンダーウルフ」


 雷の狼!?どう考えても触れたらアウトのやつじゃん。全部で10体。5体はすでにこちらに向かってきていた。

 避けながらアイツに攻撃を喰らわさないといけないのか。でも試す価値はあると信じ、カレンにライトニングの強制突破を指示した。


 結果は、失敗に終わった。全員避けるのがうますぎたのだ。ライトニングの速度では、不意打ちじゃない限り決まりそうではなかったのだ。

 みんなそれぞれに走り出した。それしか方法はないと思ったからである。

 どこまでやれるかなんてわからない。とにかく最優先は、アイツらを倒すことなんだから。


 結界は一瞬のうちにして耐久値をゴリゴリ減らしていく。攻撃すれば消えるがその後の電撃が、結界を蝕んでいった。


「お前たち、さぁ狩の時間だ。殺してこい」


 冷たく響く声。結界が破られサンダーウルフに噛まれそうになる。

 こういう瞬間って時が遅くなって見えるんだよなぁ。噛まれながら斬れたとしても、多分このままでは勝てないんだよなぁ。クソが諦めてたまるかよ。こんなところでよ。


漆黒の弾丸(ダークバレット)


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

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