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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
第15章 え、俺たちって今からアイツらと共闘するの!?
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第136話 ドリルモグラ


 楽しんでいってください。

 15章開幕です。


 小国ランダーを目指してもう数週間が経過した。その間に幹部と戦ったりで、色々と疲労感が溜まっていた。

 

「この近くに村とかねぇのか?」


「残念ながらないわね。ランダーが一番近いわ」


 カレンのその返答に、「はぁ…」とため息がこぼれ落ちた。早く小国着かないかな。そればかり考えてしまっていた。

 何日も何日も歩きっぱなしだし、なんか面白いこと起きないかなぁと思ってしまった。

 冒険には、やっぱりドキドキとスリルがないと、なんか退屈なんだよなぁ。

 

「退屈そうに歩いてるけ所悪いけど、魔物の反応あり」


「みんな、いつでも攻撃出来るようには準備しな」


「「了解」」


 反応があるのは、確かなのに一向に姿が見えず辺りを見回した。

 あれ、おかしいなぁ。確かに反応がある筈なのになんでだ?


「もしかして、地面か?」


「そしたらワードアームじゃねぇのか?」


「ワードアームなら、反応大きいだろ」


 マークとレンが話し合ってるのを、軽く聴きつつ反応を探る。


「下から来ます!!」


 ライカの大声で我にかえる。すぐさま、仲間達に指示をする。

 俺たちがついさっきまで立っていた場所から、大砲が下から上に発射する勢いで、地面に穴が空いた。


「あれは、ドリルモグラ」


 モグラってあの地中にいる動物だろ。この魔物は、鼻にドリル状になっているし、なんなら手までドリルじゃん。

 俺たちに気がつくと、一斉に一直線に飛んできた。


「マジか……!?みんな開戦だ!!」


 とりあえず、攻撃してみるか。剣を構える。


「一閃」


 一体のドリルモグラと激突。コイツ、硬い上に威力が殺された。クソっ!待て待て待て、下からの反応がある。

 ここは避けるか、コイツを斬って攻撃に当たる可能性を広げるかの2択。

 そんなの考えなくてもわかることだ。前者に決まってるだろ!!

 よし、避けれた。まだ、俺たちは一体も倒せてない。もうちょっと本気出すか。

 神速で走り出す。先ほどより早く強い技を繰り出せば勝てる。


「極力一閃」


 ビンゴ!!一体撃破! 飛び出してきてたヤツは、体を回転させ、身を守ってる。俺にとっては、好都合だ。


「ソード・インパクト」


 仲間達もそれぞれ撃破した。

 まだ反応が、いつの間にか大きい反応がある。


「みんな衝撃に備えろ!」


 その瞬間、地面が地形を保てなくなり崩れていく。やっば!!「空中加速(アクセラレーション)」と唱えて崩れ落ちる地面からおさらばした。

 なんとか全員無事のようだが、さっきは普通のモグラと同じサイズだったのに、コイツは、俺たちよりも遥に巨体な体のドリルモグラだった。

 

「なんだコイツ?レア種?」


「違う主だよ。さっきのがA、コイツはSだよ」


 それにしても大きいなぁ。コレ倒すの苦労するぞ。


「カレン、レンはイフリートを召喚。俺と2人は、その為の時間稼ぎをするぞ」


「「了解」」


 俺たち3人は、武器を構え走り出した。神速を使ってて心底良かったと思える出来事が起きた。

 手のドリルを、ものすごい速さで地面に突き刺していったからだ。

 初見であんなことされて、全て避けられたのが良かった。最初の時点で、死んでたかと思うと冷や汗が出た。

 

「ハイジャンプ。加速式・一刀両断!!」


「二刀一閃・双剣雷閃(らいせん)

 

「加速式・極力一閃」


 マークの攻撃は頭上のドリルでガード、俺たち2人の攻撃は、片腕づつでしっかりガードされた。マジかよ……!?でもコレでいい。痛みで今すぐにでも倒れたいが叫ばなきゃいけない!!


「今だ、殺れ!!!」


 2体のイフリートがそれぞれの攻撃が、クリティカルに当たる。

 俺たちがここで離すわけにも行かないんだ。


「気張れよお前ら!!極力一閃」


「加速式・ソードインパクト」


「二刀一閃・極力一閃」


投擲(グングニル)


「正拳」


 5人の攻撃に耐えれず、ドリルモグラは消滅した。勝てた!それが嬉しかった。

 最高に大変だったけど、楽しかったなぁ。

 痛みでなにも声があげられない。ただ今は、何気ない勝利の喜びに浸っていたかったかもしれない。

 ポーションをかけられ、気分はスッキリしたのだった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

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