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第135話 2人の覚悟


 14章完結編です。

 楽しんでいってください。


 双剣使いのソウとの戦いが終わった。終わってみると案外呆気なく終わった印象が残った。

 俺は、実際に対峙したのは一瞬だけどアイツは強い。そして最後に現れた爺さん。アイツは、おそらくアルタと同等の強さがあると言っても良いぐらいだと思う。

 アイツをマークとぶつけさせるのは、マークにとって荷が重いであろう。

 でも、俺は仲間を信用しているし信頼している。アイツなら必ず勝てる。そう思った。

 ライカの方は、戦えていたし行けるだろう。そう思いながら、復旧作業が進む村を歩いていた。

 今は、ライカの様子を見るため宿に戻るところだ。ココもすぐに復旧出来て良かったと思う。カレンによる迅速の対応及び心のケアがうまく行ったのが良いのだろうな。

 宿に戻り、ライカの部屋のドアを叩く。


「ライカ、ロードだ。話がしたい」


「え!?ちょちょと待ってすぐに片付けるから」

 

 そう言って、部屋の中では慌ただしく動く音が外まで聞こえてきた。元気に動けてるみたいで安心した。

 それから5分後のことだった。「ど、どうぞ」と言われ中に入った。


「話ってなに?」


「ソウについてだ。戦ってみてどうだった」


「一言で言うと強い。私がもっと強くならないとって思い知らせた」


 ライカは、まっすぐ俺を見ながらそう答えた。その目は、嘘偽りなんてない真実の目をしていた。

 

「そして何より、アイツら本来のレベル100でも戦えるか怪しいって思ってる。聖女の願いで戦ってみて思ったかな」


「そうなのか。それに関しては、俺からみんなに話しておくよ。今は、ゆっくり休め」


 俺が、席を立ち扉から出ようとすると呼び止められた。


「あの時は、助けてくれてありがとう。ほんとうに感謝してましゅう」


 ましゅ……。噛んだな。当然ことで驚きで顔が歪みそうになったのを抑え込ます。


「仲間として、リーダーとして当然のことをしたまでだよ」


 そう言ってへやを出た。ライカは、顔が真っ赤になっていた。部屋から瞬間出た瞬間、外からも聞こえるレベルで悶えるが聞こえた。

 そんな可愛いらしい一面を見た後は、次はマークに会いに行くことに。あの場にいつの間にかに現れていたマーク。あの光景を見て、思い詰めなきゃ良いけど……。

 先ほど、村の外で大剣を振っていたのを思い出し、その場所に向かった。

 その最中、もう何度目にかわからないぐらい「ありがとうございます」と言われた。

 この村にとっては、俺たちは救世主らしく、外を歩けばこうして何度もお礼を言われた。

 門から外に出て、マークを探していく。先ほどと同じ場所で素振りを続けていた。


「マーク、調子はどうだ?」


「ロードか……。まぁあまぁあだな。話があるんだろ」

 

 マークは、俺が何か話したいのがあると思ったのだろう。素振りを止め、剣を地面に置きその場に座り込んだ。


「率直に聞くと、あの大剣を持った魔物どう思った?」


「あんなの勝てるわけがない。何あの化け物。上空から落ちてきて、そしてあの攻撃、勝てるわけないだろ。言っちゃまずいけど、止めたロードが化け物にしか見えなかった」


 化け物か……。まぁそう思ってしまうのも無理はないよね。実際、あの力が無かったら止められるわけがないからなぁ。

 

「マークは、今後アイツと戦うことになる。覚悟はできてる?」


「覚悟なんてあるわけないだろ。あんなの勝てるわけないじゃん。でもさ、皆んなアイツぐらいの奴と戦って来たんだろ。俺だって負けたくねぇよ!!でも怖いんだよ」


 その言葉を聞いて安心した。それで良いんだマーク。その言葉たちが君をまた強くしてくる。そう俺は、思っている。

 そして、またマークは立ち上がり素振りを続けるのだった。

 そして、数日後の朝俺たちは旅だった。


「まさか、銅像作られることになるとは思わなかったな」


「私も初めてのことで緊張したわー」


 そう言い合いながら、歩き出すのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 次回は、まとめです。

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