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第132話 幻術の魔物との戦闘


 楽しんでいってください。


 ロードが私を倒した。私の幻影なんだから、もう少し耐えなさいよねって思ってしまった。

 どうしてだろうな。悔しさが込み上げてきていた。やっぱり幻影とはいえ、自分を攻略されたみたいで嫌だった。 

 さっさと終わらせないとなぁ。って思ってはいるものの流石は、ロードの幻影だ。

 強い。私が防御ばかりでなかなか思うように攻められない状況が続いていた。

 霧を隠れ蓑に、意表をついた攻撃で攻めてきている。嫌な方法だな、なんて思いつつ私は一か八かの賭けに出た。魔力の杖を地面に向ける。


霧殺し(フォグキラー)


 霧が一気に晴れていく。それはどんどんと広がりを見せていく。

 ロードに扮したアイツは、諦めて突っ込んでくるが私にとっては、そっちも方が好都合だ。

 思いっきり殴りかかった。姿を保てなくなりラルクースに元通りになる。

 反撃のチャンス?そんなもの与えるわけねぇだろ!!その意気込みのまま次の体勢に入る。こっからは、日頃のストレス解消のために、サンドバックになってもらう。

 

「はぁぁぁっ!インファイト」


 何発も殴りを入れていく。奴は、抵抗など一切出来ずに消滅した。

 あースッキリした。やっぱ、戦うの最高!!なんて思っていたらロードから「流石にやり過ぎ」と注意された。

 

 一方その頃レンは、マークと対峙中だった。

 やっぱり大剣使いとは、あんまり戦いたくねぇな。槍で受け止めたり、流すだけで疲れる。

 でも、マーク自身には弱点が簡単にわかる。それは、攻撃、防御における正確性である。

 それまでご丁寧に、コピーしてくれてるのは正直好都合だ。そして霧が無くなり、奇襲攻撃も出来ない状況だ。奴にもう勝ち目はない。

 槍を一気に突き出す。弾くのは、想定内。左手に杖を持ち「インフェルノ」を発動した。

 まだマークで居られるのか。そりゃあんな特殊な環境下に居たんだもんな。

 でもな、防御の甘さが出てんだよ。


「一頭突き」


 魔物の消滅確認。よっしゃ、俺の勝ち。


 それを横目に見ていたマークとライカは焦っていた。

 ロードもカレンもレンも早過ぎだろ……。

 3人とも躊躇が一切ない。あの人たち、普通に殺し屋やれるじゃん。どう考えても。

 なんなら、カレンなんてロードに自分の幻影が倒されてるの見て、腹立ててたじゃん。正直引いちゃたよ。

 私相手に戦うのめんどくさい。気持ち悪いぐらいだよ。マジでさ。どんなにこっちが攻めても、めっちゃ涼しい顔で全て受け止めてる自分見て、「はぁー!?」って言っちゃうレベルだよ。

 でもさ冷静になって考えてみると私も、同じように返してしまってるんだろうなぁって思うと、正直言ってなにも言えなくなる。


「双剣・雷」

 

「双剣・雷」


 マジかよ……。やっぱり私って殺しの才能あったんだなぁと改めて思った。

 私の雷の攻撃を、雷で受け止めるやつ普通いねぇよ。それをなにあのコピー品、私でもやらないとやらないでよ。

 え、横から何か飛んでくる。咄嗟に屈んでことなきを得たが、そこにはマークが倒れていた。


「だ大丈夫!?」


「あぁ。心配すんなぁ。勝てる」


 そう言う割には、私と同じようで苦戦してるみたいだけどなぁー。

 良し。コレなら2人ともコイツらを突破出来るはずだ。


「マーク!!交代しない?今私たちに必要なのは、コイツらを倒して先に進むことだと思う。どうかなぁ」


「早く終わらせよう」


 次の瞬間、レンの首を吹っ飛ばせた。


「双剣・風」


 やっぱり、正確性が高い真面目な気質があるレンは、一瞬の判断に弱いからなぁ。そこを突けばなんとかなるんだよねぇー。そう心では、言っているが正直言ってギャンブルだった。

 

「こっちも負けてらねぇな。ソード・インパクト」


「双剣・雷」


 はぁ…はぁ…はぁ…。俺の勝ちだ。俺がどんだけ攻撃受けてたと思ってだ。かと言ってもゴリ押しに近い勝利だが、これもまた良いであろう。

 あー疲れた。


「お疲れ〜自分の弱点わかったか。」


「なんとなくですけどね」


 終わったか。まだまだ、コレからどんどん戦わないと絶対に魔王にも幹部にも勝てないなと思ってしまったロードだった。

 でも今は、コレでいい。コレからもっと強くなれば良いだけのことなのだから。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか。

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