第122話 勇者組の話し合いと新たな仲間たちとの初戦闘
楽しんでいってください。
俺たちが、小国を出発した頃カイトたちは今後のことで話し合っていた。
「まさか、バレちゃうなんてね。恐らく分かってたから大量に魔物たちを送り込んできたのでしょうね」
「僕たちこれからどうすの?」
双剣使いのビムがため息混じりの声で聞いてくる。元々ネガティブな性格だが、今回は、俺たち全員にも言えるだろう。
「俺たちのこれからよりも、メグの方がやばいだろ」
それも言えてる。高らかに笑いながら幹部4人を相手取って戦えてる時点で、化け物だった。
そして、攫われてからだいぶ経つけど、意気投合しているようにも見えた。
普通、誘拐って足枷やら付いてるものなんじゃないの?普通に、歩き回ってる時点でおかしいだろ。
普通にそれを受け入れてるのおかしくない、と思ってしまう衝撃的な配信だった。
「あの子、魔法耐性100%だから多分だけど、しても解除されるから意味ないんじゃないの?」
「それは一理ある。だとしてもよ、やっぱアレおかしいだろ」
そんなことで、話し合いはメグの話題で持ちきりとなってそれ以降もいい案が出てこなかった。
とりあえず、ポーションとか食料類確保しておかないといけない。
あと、やっぱりロードたちに会うべきだと俺は思う。
ロード、カレン、レンの3人は魔王に直接会っている。それは、絶対俺たちにとって有意義な情報になると考えだと思う。
「皆んな、聞いてくれ。俺たちは、ロードたちの所に会いに行こう。彼らは、魔王と対峙している。情報は多いに越したことがない」
早速連絡をとってみることに。
(ロード聞こえるか)
(あ、その声は師匠じゃないですか。魔王の話ですか?)
(話が早くて助かる。今どこに居るんだ)
(小国パングを出てすぐだけど、話があるんでしょ、戻ろうか?)
(しなくて構わないよ。確かそこなら次の村まで1日のはずだ。そこで会おう)
そう言って、テレパシーが切れた。
そのことをみんなに伝えた。
俺たちは、基本ゆったりペースで進むのであまり時間がないと思われる。
少し早めに歩こうとなった。
道中、魔物たちが襲ってくるのをライカが即時に伝達してくれる。
彼女は、殺し屋として腕を磨いてきた分殺気などには敏感なのだ。
そして、誰よりも速く対処に入ることが出来ていた。
「双剣での攻撃、やっぱ強いな」
「ダメージは、双剣合わせて剣の一本分のダメージなんだけどね。それでも、剣より安心感はあるかな」
少し頬を赤らめた状態で言うライカに、疑問も浮かべず話を進めていった。
カレン、レン、マークの3人は後ろからため息が聴こえた。
なんでだろう??
そうしていると、またもや魔物が現れた。魔物は、ウルフベア1匹だけで傷だらけである。
次の瞬間、奴は真っ二つに斬られたのであった。
「止まれ、お前ら!!」
斬ったのは、国の軍人たちがきる鎧をきた、デュラハンが現れたのである。馬には乗っていなかった。
この前、戦った時と服装が違う。何でだ??服装って変わるものなのか。
「コイツ元人間だよ。おおかたデュラハンに魂売ったんだろうね」
カレンが冷たく言う。
「ハイ・ジャンプ!一刀両断!!」
それを剣一本で止める。
片方の腕は、頭を持っている。これは、勝機と感じ取ったのか、カレンがライトニングで攻撃を仕掛ける。
マークをいなして、ライトニングを剣で斬り伏せた。
「マジかよ……」
思わずそんな言葉がこぼれ落ちる。どう考えても勝てただろうって思う状況で間違いなかった。
「二刀一閃極力一閃」
「ライトニング!!」
奴は、叫び声とともに消えていった。ライカの気配消しからの二刀一閃極力一閃の判断はすごく良かったと思う。
そうして、その後は平和に村に辿り着くであった。
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