第120話 解決と新たな仲間
楽しんでいってください。
「ライカ、落ち着いて聞いて欲しい。ライカは、殺し屋ではなく冒険者なんだ」
ええええええええーーーーーーーー
なにコイツ唐突に言ってんのーーーー!!
「え、なに言ってるのお父さん。そりゃ私は、冒険者になりたかったよ。でもお父さんが殺し屋としての才を見出してくれたんだよ」
「最初は、殺し屋にしようと技も技術も全て仕込んだ。それは、暗殺ギルドに何年も仕事をして来た奴らや若い衆から反感があった」
「もしかして、辞めていった人たちはそれが原因だったの」
「あぁ、そうだ。そしてもう暗殺ギルドは終わりだ。仕事も無くなって当初よりも早くなっただけだ」
そうだったのか。俺たちが、奴隷商会を潰したことがここまで影響あったことに改めて思い知らされた。
そして、この国の王様にいつでも切られる存在だった。
「ライカ、俺たちはこの腐った国を潰そうと思ってる。一緒にやるか」
「やる」
その頃には、暗殺ギルド周辺にこの国軍人が集まった頃だろうか。
さっきよりも、人数が多いのを感じ取った。
「血の気が多いのは、結構だけど少し待って。今から面白いこと起きるわよ」
何のことかわからなかった。だけど、わかることもある。カレンが悪い顔で、にやけが止まらなくなっている。めっちゃ悪い顔してた。
突然、外が騒がしくなる。何かと思って、破壊した壁から覗くとそこには、この世界の王キング陛下である。
「え、王都のキング陛下!?。まさか、面白いことってこれのことか」
「そうよ、ちょっと行ってくるわね」
そう言って、扉から出ていった。
俺には、正直これから起こることは想像つかない。カレン、アン、キング陛下に護衛の皆さん、完全に戦力が強過ぎて一方的な戦いになってしまうのが目に見えていた。
「こんにちは。魔法会トップのカレンです。ベルトさん、率直に申し上げます。あなたを捕まえに来ました」
軍人たちは、動揺を隠せずにいた。俺たちは、壁を突き破り、外に出る。そこには、冷や汗をドバドバ垂らしていたベルトという王がいた。
「最近、クスリないでしょ。とぼけても無駄だですよ。ある村から流れていたクスリですよ」
ハッとした。それは間違いなくナバラが製造させられていた物だ。
「あの村のことを知ってるということは、極秘に潰したのですか」
「はい。興奮作用があると伺ってます。それを飲んだものは、衝動を抑えられなくなり犯罪行為に手を染めるとかですかね」
だからか。ナバラがあのクスリを村人に飲ませたのか。正気さえ失わせたら衝動はなくなる。そして今、街で事件を起こしてる奴らはおそらく、副作用だろう。
今は、それの名残で暴れるのが減っていと思われる。
「ここは、魔法会が統括します。無駄な抵抗…ってやれませんか」
魔力が一気に上がる。
地面に手を当てる。
「解放」
これでクスリの効果が消えたな。そして、近くで暴れていた奴が倒れるのを目撃する。
「倒れている人たちを全員介抱しますか。王様、本日は、お忙しい中ありがとうございました」
「今後のこの国は、君のお母様とお話ししましょう。こちらこそ、ありがとうございました」
すぐさま、俺たちとここの軍人たちと後から応援に来てくれたギルドの冒険者たちと魔法会で、介抱した。
小国の中で最も少ない1000人満たないがその半数以上が倒れていたので、各地に待機場に集め終わったのは次の日の朝だった。
その後、カレンはことの説明を各地でした。その頃ベルトは、王都にて今回の経緯など全て自供したのだという。
ライカの父親は、自首しようと話を持ちかけていたが、カレンの判断によってこの小国の用心棒として雇われることが決まった。
「ライカ、お疲れ!!」
「お疲れ様、ロード。まさか私いつの間にかSランク冒険者になってたなんて」
「ライカ、俺たちと一緒に来る気はないか。険しい旅になる。死ぬかもしれない、それでも良いのならきて欲しいんだ」
ライカは、なぜか顔を真っ赤にしてどっか行ってしまった。なんでだろう??
「ロード、このステータスなんなんだ。なんか体が俊敏に動くなって思ってたんだよ」
それは、聖女の願いが発動しているのである。マークはこれで俺たちの仲間になったのだ。
その後、説明したら本気で喜んでいた。よっぽど嬉しかったのだろうな。
俺も、マークのことを信用しているし信頼している。
後は、ライカだけなんだけどな……。
「おーい、ロード!!ライカ、聖女の願い発動しているわ」
そこには、先ほどなぜか逃げたライカ、手を振っているカレン、レンがそこはいた。
「え、ほんと!!このメンバーで魔王を倒すぞ」
「「おーーーーーー!!」」
俺たちが盛り上がってる頃、魔王から全世界に向けて配信され始めたのだった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
書いてたら申し訳ないのですが、再度書きたいと思います。
小国は、街を覆ってる外壁の中の街を表しています。
村は、国には含まれません。
わかりにくかったら、申し訳ないです。
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