118話 暗殺ギルドとの開戦
楽しんでいってください。
「マーク、そっち行ったぞ」
「おう、任せとけ」
大剣を構え、ハイ・ジャンプで空中に舞う。
地中から飛び出して来たアースウォーカーマスターは、マークを丸呑みにしようと一直線でくる。勝機と捉え一刀両断した。
それはまるで、いつものように木を真っ二つにするかのようにやっていた。あの魔物を一刀両断したのだ、俺は圧巻の一言に尽きると思っている。
そして何より、どの場所でも生息してるって分かっていたけど、砂漠の主と言われるコイツがこんな草原に出るなんてやっぱり驚きを隠せなかった。
「どうだ見たか!俺の力」
「はいはい、すごいすごい」
カレンの言葉は、心がこもっていなかった。
それもそのはずだ。出発してから魔物たちを倒していくたびに、同じことを聞いてくるのである。
早く、マークも仲間として認められたいのであろう。正直言って、あれがどういう条件で仲間だと認められるのか分かっていない。
だからこそ、俺たちも焦っているし、マークも焦っていた。
「そういえばさ、ステータス今どのぐらいなのよ」
「そういえば、見せてなかったな。ステータスオープン」
すると、視界に半透明のウィンドウが表示された。
【名前】 マーク
【種族】 人間
【年齢】 18
【職業】 林業
【レベル】 55
【称号】 なし
【攻撃力】 275
【防御力】 275
【魔力】 10000
【素早さ】 275
【魔法耐性】90%
【スキル】
ロングソードスキル
スラッシュ
クラススラッシュ
ソード・インパクト
回転斬り
大回転斬り
一刀両断
基本魔法( レア魔法数種類以外)
生活魔法(全員に使える)
攻撃魔法(才能なし)
回復魔法(才能なし)
防御魔法(才能なし)
「ありがとう!」
やっぱり聖女の願いは入っていないようだ。やはり真の仲間と認められるまで、無理なんだろうな。
「そういえば、次の小国までどれぐらいかかるんだ」
「言ってなかったね。後数時間で着くと思うよ。そこに例のギルドあるから」
そういえば忘れてた……。レンが聞いてくれなかったら突然着く感じになっていた。
それよりも、暗殺ギルドがその国にある。それが何よりやばいことだ。
「それって住民とか危なくないのか?」
「あ、それは大丈夫よ。だってその小国世界一治安が悪いので有名な国だから。その名は小国パングよ」
あ、それ聞いたことある。喧嘩、窃盗、強盗は日常茶飯事。殺人未遂、殺人まで週に何回あるんだよってレベルでいつも新聞を賑やかにさせている。
国として成り立ってるのが凄いレベルである。王様のパングは、相当なやり手で存続しているが、普通に滅亡しててもおかしくないレベルだ。
そうして、着いた瞬間から「強盗だー」って聞こえるレベルだ。
まぁその強盗集団は、俺たちの前を通りかかったのが運が尽きた瞬間さ。
一瞬で捕まり牢屋にぶち込まれたのだった。
「ご協力感謝します」
「いえいえ。当然のことをしたまでなので」
そう言って小国パングの旅が始まった。
(お母さん、私今から暗殺ギルド潰してくるから)
(何言っての?潰すのはいいけど手順踏みなさいよ。また恨まれてこっちにまで火の粉飛んでくるんだから)
「許可取れたよ」
そう言って暗殺ギルド本部の目の前に来た。元々カレンが場所を把握していたおかげで、探す手間が省けた。
門番が2人と俺らをつけて来た奴らが3人。
「こんにちは!!魔法会トップ様です!!強制執行の名の下に、全員牢屋にぶち込むので覚悟してください」
そう言った瞬間、誰よりも早く動きカレンが扉を粉砕したのだった。
そうして手前門番2人は、カレンによって瞬時に気絶させられ、後ろの3人も俺たちによってぶっ飛ばされたのであった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
カレンさんは、悪党とっちめる時は大体テンション高いです。合法的に強い敵と戦えて、潰せるなんて最高でしょって感じです。
次回は、あの子が再登場します。誰だがわかりますね。
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