第112話 圧倒的な力は恐怖を植え付ける
楽しんでいってください。
そこには、王子様が立っていると思うぐらいかっこいい彼の姿があった。
「姿現せよ。さっきはよくも逃げてくれたな」
静かにだが、本気でキレてる。
「はぁぁぁっ!」
気合いの入った言葉、一斉に泣き止む彼女たち。
姿が見えなかったスケルトンが、出てきた。
ガチガチに震えているのが、見えた。今すぐにでも、その恐怖のあまり死ぬのではないかと、錯覚してしまうぐらいのは。
「場所変えるわ。レン、コイツとちょっと戯れてくるわ」
剣を納め、次の瞬間には殴り飛ばしていた。
殴られて吹き飛んでるのに、魔弾を飛ばしてくることは出来るのか。
まぁ、関係ないんだけどな。
聖女の願いを発動している今、コイツは勝ち目がない戦いに挑んでいるのだ。
逃げられないと悟ったスケルトンは、戦うことしか選択できない。
震え上がらせながらも、魔弾を放つが一切届かない。全部全員部粒子となって消えた。
有効打は、本来ならライトニングで一撃であろう。闇魔法は、剣でも斬れる。だが、当たれば致命傷になり得るが、関係ない。
何人も殺した、コイツを生かす道理はない。
何も抵抗できないコイツに対して、俺は首を刎ねたのだ。
「極力一閃」
そうして、さっきの場所に戻ってきた。ナバラの容態は落ち着いたようで、カレンも来ていた。ナバラは元気が戻り、帰ってきた早々、泣きながら謝られた。
「大変だったわね。お疲れ様」
「あぁ。ありがとう。とりあえず帰ってメンタルケアが先だな」
俺たちは、ギルドの報告は後回しにしてかき氷やに来ていた。
「みんな、よく耐えてくれた。よく生き残ってくれた。生きて会えて嬉しいよ。俺の奢りだ。好きなの頼みなさい」
みんな、思い思いのものを食べながら、楽しんでいた。スケルトンは、闇魔法を使えたことを話、強化種認定とした。
これで問題が解決したことにより、肩の荷が降りた。
そのことを、ギルドの方にも報告しその件は、完全に解決したのだった。
その日の夜、俺たちがここに戻ってきて3週間経つことを話つつ、東門攻略に必要なものをそれぞれ集め始めることでまとまった。
今日は疲れた。全員が早めに眠りについた。
王都は、朝から騒がしかった。スケルトンが死んだことにより冒険者の活気が戻ってきたのだ。
そして、俺たちにも注目の目が付く。それを横目に見つつ俺たちはアンさんに呼ばれた。
「どうしたの、話って?」
「昨日は、うちの生徒たちを助けてくださり、ありがとうございます」
深々と頭を下げられ、少し困惑したが嬉しいことに、変わりがはない。
そうして、ギルド報酬とは別に金貨を頂く形となった。
その際、東門の話をして承諾してもらった。
あとは、時が過ぎるのを待つのだった。
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