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第110話 魔物の話


 楽しんでいってください。


 カレンが扉を叩いたのが、夜の22時ごろだった。

 疲れ切った顔をしており、ブツブツと呟いていた。

 

「あのババアまじで許さん」


「お、お疲れ〜」


 帰ってきてそうそうこの状態だ。

 俺は、酒を用意。レンは、おつまみを皿に盛り付けカレンの前に出した。

 ジョッキをすかさず取り、ごくごくと飲んでいく。


「はぁーー生き返る。聞いてよ2人ともあのババアがさ」


 俺たちは、ひたすらうんうんと頷いた。とりあえず落ち着いてもらわないといけない。

 結局、カレンは話をするだけしてそのまま寝てしまった。

 

「どうするよ、これ」


 困り果てたレンが助けを求めてきた。

 正直言って、俺も困っていた。

 俺の部屋で、完全に爆睡モード突入状態。とりあえず、抱き抱えてベッドに寝かしつけた。

 俺とレンは、結局一睡も出来ないまま朝を迎えたのだった。

 

 カレンには、開口一番「あんたたち、いかがわしいことしていないでしょうね」と言われる始末。


「「何もしてないよ」」


 最初は、疑いの目を向けていたが、自分が飲み過ぎたのが悪いと自己判決を下したそうだ。

 疑いが晴れて何よりだ。

 カレンは、早々に仕事に向かい、レンも同じく仕事に行った。

 さて、どうしようかな。今日は、寝てないせいか体の調子が悪い。流石に、シーツとかベッド周りの掃除してもらってから寝た。

 目が覚めたのは、午後1時を過ぎたところだった。

 俺は、王都で旅の準備をするべく店屋の方に足を運んだ。

 とりあえず、絶対いるのがポーション類だろう。そして東門は寒い地域があるため、防寒着がいるよな。レンやカレンは、魔法でいくらでも体を温められるが、俺はそういうわけには行かない。

 選ぶ条件としては、やっぱりあったかいこと、動きやすさが重要だよな。

 そういった観点から選ばれたのが、暖かくて軽い金貨2枚の防寒着一式購入した。

 やることが、なくなってしまった。

 食材とかは、出発直前でいいし、今からギルド行ったところでな。どうしようかな。

 しょうがないので、時間を潰すために銭湯に来ていた。

 中には、朝早くから仕事をしてきた冒険者たちや、定年を超えたお爺さん連中の、様々な人が来ていた。

 お湯に入ってるいるとこんな話し声が聞こえてきた。


「おい、ギルドで聞いたんだけどさまたスケルトン出たみたいだぜ」


「マジか。また頭を横から撃たれたのか」


「そうらしい。今回Bランク冒険者だったらしいが、Sランク冒険者も亡くなる事案が発生してるし怖いな」


 スケルトンがSランク冒険者を殺したって、ほんとどうなってんだ。後で、カレンに話聞いてみるか。

 そうして、その日の夜昨日と同じく、俺の部屋に集まって今日の出来事を話すことに。


「カレン、噂で最近スケルトンが冒険者を殺してるっていう噂聞いたけど」


「そうみたいね。魔法会の方でも被害が出てるから、近いうちに依頼が来るかもね」


「俺の方でも聞いたな、まだ生徒たちの方では被害出てないけど、冒険者登録してる生徒も多い。より一層の対策が必要だ」


 そうして、その日はお開きとなった。

 それから数週間たったある日、俺とレンはギルド長に呼び出されスケルトンの討伐依頼を受けたのであった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

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