第109話 レンと4人の少女
楽しんでいってください。
俺は、王都に戻ると聞いた時嬉しさが先に来た。なぜなら教え子たちが、どれだけ成長したか確認したかったからだ。
王都に着いてソワソワしてしまっていた。
ロードからは、さっさと行けと言われ思わず走り出してしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……着いた」
息を整えながら、正門に入った。
芝生には、まばらに生徒たちがいて青春を謳歌していた。
とりあえず、芝生にはいなそうだったのでとりあえず校舎の中に向かうことに。
「あー!!先生じゃん。どうしたの、西門攻略したの」
校舎に入った瞬間、目の前から現れたのは、元気が取り柄のリタだ。
興奮して勢いよく話しかけてくる。その勢いに押されてか、どんどんときた道に戻っていた。
「リタ、落ち着け!!嬉しいのは、わかるが一回深呼吸しなさい」
大きく息を吸って吐いていた。
「そういえば、いつも一緒にいるアイツらとは別行動か」
「うん、そうだよ。珍しく今別々の授業なんだ。私は、先生が体調不良で休み時間になったんだ」
「よし、せっかくだし魔法見てやるよ。言った課題毎日やってたか」
リタは、芝生の方に行き上空に向かってこう唱えた。
「インフェルノ」
それは、まごうことなきインフェルノのだった。別れる前は、出来てなかった魔法だ。
「上手く出来てるぞ。回収頼む、イフリート」
すぐさま、イフリートによってインフェルノは回収された。
「先生ありがとうございます。イフリートもありがとうね」
そのほかにも、魔法や基本的な動きを見たが教えたこと以上にこなしていた。
話を聞くと、全員これぐらいは出来るとのことらしい。そして、護身術、武器を使った動きも様になっていた。
「教えるのが、上手い先生がいるんだな」
「教えてくれったのは、ナバラちゃんなんだ。先生も知ってるでしょ」
ナバラか。確かにあの子なら教えられるな。俺とも簡易的だが、戦ってそう感じた。
ナバラは、話によると体術の先生を初日に撃破したんだよって教えてくれた。
その後は、カレンの父親が直接指導してくれているそうだ。実践経験も素晴らしく、冒険者になれば確実にAランク冒険者には、なれるだろうって言われているそうだ。
あとでアイツらにも、教えてあげないとな。
「リタ、俺と手合わせしてみるか。もちろん怪我しない範囲でだ」
目をきらびやかに光らせものすごい勢いで頷いた。
リタは、すぐさま離れ構えを取った。
「レディ、ファイ」
加速で一気に詰めてきていた。杖に魔力を込め魔弾を発射。
それを受け流し、槍で突く。
リタは、吹っ飛んだがすぐさま立ち上がり、杖を横に振り連続で魔弾を発射。
それを一つ一つ破壊しながら近づき、首のところに寸止めで槍を突き立てた。
「おしまい」
「負けた。悔しい、先生もう一回もう一回やろうよ」
「リタ、何やってるのですか。先生も困ってるじゃありませんか」
現れたのは、ミク、アミ、エマだった。3人はリタに軽く説教していたが、収めた。
「元気だったか、みんな」
4人の元気な声が学園に響き渡る。そうしてその日は、3人とも手合わせをして、その日は解散になるのだった。
あたりは、すっかり夕暮れ時だ。
家に帰って今日のこと話すか、なんて思いながら宿屋に向かうのだった。
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