第9話 ロードvsエリナ
楽しんでいってください!
俺は寸止めの所で剣で押さえていた。急に前方からふらっと現れてこの力は強くこのままでは押し切られる。
俺は「攻撃力上昇」を唱え押し返した。
「誰だお前!」
そこには、フードを被ってはいるが耳の長さからエルフ族であるのは確認出来た。
「君達こそ、同志を連れて何を企んでる!」
「俺達は救ったの。奴隷商会から」
他のエルフ達も声を上げてくれた。
豆鉄砲喰らった顔つきで固まるフードを被ったエルフ。すぐに正気を取り戻し全力で謝られた。
「本当に申し訳ない。てっきり奴隷商会のやつだと思って後先考えずに突っ走ってしまった」
1人のエルフが「あなたエリナでしょ、私同じ里のセアよ」
2人は、抱き合って喜びを噛み締めていた。
話によるとエリナは魔法があまり使えずその代わり近接戦闘が強いらしい。 それはエルフ族の王都で最強の5人として選ばれるほどである。
そこで俺達は、最強の5人のうち2人帰らぬ人になってしまったことを聞かされた。
その2人は救出ミッションで同胞や奴隷達を逃した際戦ったが、敗れたそうだ。
その人達は無事逃げれたと報告があったそうだ。
そんなこんなで悲しみに暮れていた囚われエルフ族の皆さんが転移で帰るというのでここで別れた。
エリナはまだ救出に出向くみたいで帰らなかった。
「君達の名前を聞いていなかったね?君と手合わせして欲しい。私の攻撃を止めれるなんて凄いからね」
「俺はロード、こっちはカレン。手合わせ良いけど流石に今は眠たいから朝ご飯食べてからにしよう」
それで了承してもらいカレンは、バリアを張って早々と俺達は簡易寝袋とマットを取り出して寝始めた。
朝ごはんを食べ俺達は準備した。そんな時だった。「レベルっていくつ?」
「レベル21のフルマックス。魔法は基本と生活しか使えない」
エリナは驚いた表情で「レベル差30で私の攻撃止めたの。ステータスオープン」
【名前】 エリナ
【種族】 エルフ
【年齢】 120
【職業】 冒険者
【レベル】 51
【称号】なし
【攻撃力】 255
【防御力】 255
【魔力】 5000
【素早さ】 255
【魔法耐性】100%
【スキル】
なし
ソードスキル
スラッシュ
一閃
ソードインパクト
クロススラッシュ
インパクトスラッシュ
回転斬り
基本魔法( レア魔法数種類以外)
生活魔法(全員に使える)
攻撃魔法(才能なし)
回復魔法(才能あり)
防御魔法(才能あり)
俺とエリナは剣を構え、「よーい始め」
俺は「加速」と唱え速攻攻撃を仕掛けたがしなやかに返されカウンターが飛んできた。
それを、なんとか躱すことが出来たが猛攻が続く。お互いにそれからは何度も何度も攻撃と躱すの繰り返すのが続いていく。
でも持ち前の瞬発力を活かし続けてなんとか食らいつくがレベル差30正直キツイ。
一旦距離をとって体勢を立て直す
「はぁ、はぁ、はぁ、やっぱ強い。勝てる気がしないわ」
「ロード凄いわよ!私相手に3時間粘って有効打喰らわずに持ち続けてるなんて」
「そりゃ、どうも」
この状況で粘り続けてるが、もう限界を超えている。次がどうあがいても最後の状況だろう。
俺は「加速」と唱え距離を詰めてこの瞬間1番の火力を叩き出したと思ったのに、俺は気づくと宙に浮いて空綺麗だななんて思いながら俺の意識はそこで途絶えた。
ハイ・ヒールをかけられたのだろう。目が覚めた。「大丈夫?」と覗き込むように問いかけて来た。
「おう」
座った体勢にし、軽く世間話をしつつ俺達の旅の目的である魔王とメグの話をして、俺達はそろそろ新しい村に行こうということになった。
エリナは、ここでお別れという形でまたどこかで会う約束をした。
「俺達は、まぁゆっくり進んでいくとするよ。またどこかの奴隷商会で会うかもしないな」
「その時は共闘をお願いするよ。魔法会の件私からもお願いしてみるよ。またどこかで」
「えぇ、良い返事を期待しています」
エリナは転送でどこかに行ってしまった。
俺達は、小国エルナに向かうのを再開したのであった。
読んでいただきありがとうございます。
エルフ族エリナ登場です。
これから色々な各地で出会うかも。
里は何ヶ所も有ります。まぁエルフ族自体人数は少ないですが...
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